現在の問題に日々向き合いながらもWRクレイプールの“今後の幸運”を祈るベアーズGMポールズ
2023年10月06日(金) 12:11ワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールのシカゴ・ベアーズ時代は終わりに近づいているようだ。
『ESPN』のコートニー・クローニンによると、ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズは現地5日(木)に、渦中のクレイプールについて話す際に過去形を用いており、クレイプールの“今後の”幸運を祈っていたとのこと。
ベアーズはまだクレイプールに関する取引を済ませていないため、当面はロースターに残しておくことになりそうだ。ポールズGMはベアーズが「次の動きを考えるために日々、取り組んでいる」と述べている。
クローニンによれば、ポールズGMは「私は常に選手の立場から物事を見ている」とコメントしたという。
「生産的でありたい、チームに貢献したい、と望みながらフリーエージェント(FA)イヤーを迎える選手がいる。物事がうまく進まないと、時には感情的になり、うまくいかなくなる。そして、他の仲間に溶け込み、回復力を維持し、はつらつとした状態を保つのに苦労する。チェイスはこの状況から学ぶと思うし、私たち全員がそうだろう。キャリアを通して、彼の今後の幸運を祈っている」
25歳のクレイプールは直近ではロースターにとどまるかもしれないが、先週からチームの要請を受けてフランチャイズから離れている。ベアーズは日曜日に行われたデンバー・ブロンコス戦でクレイプールをインアクティブとし、チームメイトとソルジャー・フィールドに来る代わりに自宅にいるよう求めた。月曜日、ベアーズはクレイプールが木曜夜に敵地で行われるワシントン・コマンダース戦に同行しないことを明らかにしており、クレイプールは2週連続で正式にインアクティブとされている。
シーズン第4週の試合前、クレイプールは報道陣に対して、ベアーズのコーチングスタッフが自分をベストな形で起用しているかを疑問視していることを明かした。
チームが0勝4敗のスタートを切っているだけではなく、守備コーディネーター(DC)を務めていたアラン・ウィリアムズの突然の辞任もあり、ベアーズのスタッフは非難の的となっている。ウィリアムズが辞任した日、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズもコーチの戦術に疑問を呈したように見えたが、その日のうちに発言を釈明した。
今季最初の3試合に出場し、そのうち2試合で先発を務めたクレイプールは、レシーブ4回(ターゲット14回)、51ヤード、タッチダウン1回を記録。
ベアーズは昨年のトレード期限に、ピッツバーグ・スティーラーズとのトレードでクレイプールを獲得。この取引でベアーズが見返りとして送ったドラフト2巡目指名権は、最終的に2023年ドラフト全体32位指名権となっている。クレイプールはベアーズで10試合に出場(うち5試合に先発出場)し、レシーブ18回(ターゲット43回)で191ヤードを記録してきた。
2020年ドラフト2巡目(全体49位)で指名を受けたノートルダム大学出身のクレイプールは、キャリアを通して49試合に出場(うち32試合に先発出場)し、レシーブ171回で2,235ヤード、タッチダウンレシーブ13回を記録してきた。そのほとんどはスティーラーズ在籍時に残した数字だ。また、クレイプールはこれまでにタッチダウンパス1回、キャリー33回で171ヤード、タッチダウンラン2回もマークしている。
【RA】