レイダースが背中負傷のQBガロポロをベアーズ戦から除外
2023年10月20日(金) 09:49現地19日(木)、ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロが日曜日に行われるシカゴ・ベアーズ戦から除外されたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。
第一報を伝えたのは『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』のビンセント・ボンシニョールだ。
ガロポロは先週日曜日に行われたニューイングランド・ペイトリオッツ戦で背中を負傷して途中退場。このケガは地元の病院に搬送されるほど深刻なものだった。しかし、当初心配していたものよりもはるかに軽いケガだと判断したレイダースは、ガロポロが“大きな弾丸をかわした”と考えていた。とはいえ、ガロポロは水曜日に練習できるほど良い状態ではなく、レイダースは日曜日にガロポロを欠くことになっている。
では、どちらのクオーターバックに先発させるのだろうか。
NFLネットワークのシニアナショナルコラムニストであるジュディ・バティスタは木曜日に『NFL+』の“The Insiders(ジ・インサイダーズ)”で、ガロポロが出場できないと分かった状態で試合に臨む場合、レイダースは新人QBエイダン・オコンネルを先発起用することを優先させるとの見方を示した。ガロポロが試合中に負傷するような状況であれば、チームはより経験豊富なブライアン・ホイヤーに任せる可能性が高い。
レイダースはガロポロが脳しんとうで出場できなかったシーズン第4週にオコンネルを先発させている。オコンネルは先発したその1試合で浮き沈みを見せており、レイダースはペイトリオッツ戦でガロポロが退場した後にホイヤーに代役を任せた。
2023年ドラフト4巡目指名を受けたパーデュー大学出身のオコンネルはロサンゼルス・チャージャーズ戦で先発を務め、パス39回中24回成功(成功率61.5%)で238ヤード、タッチダウンラン1回を記録。試合前半終了時点で17点差をつけられていたところから巻き返しを図るチームをけん引した。しかしながら、オコンネルはインターセプト1回、サック7回、ファンブル3回、ファンブルロスト2回を喫しており、試合には24対17で敗れている。
ホイヤーはペイトリオッツ戦でガロポロの代役として25回のスナップに参加し、パス10回中6回を成功させて102ヤードを記録。ターンオーバーはなく、チームを21対17の勝利に導いた。
シーズン第7週はレイダースもベアーズもバックアップクオーターバックに先発を任せることになるだろう。ジャスティン・フィールズが欠場する可能性が高いため、ベアーズはドラフト外ルーキーのタイソン・ベージェントをNFLキャリア初先発させる見込みだ。ベージェントは前回の試合で、負傷したフィールズに代わってプレーし、いくつか活躍した場面もあったが、ベアーズはミネソタ・バイキングスに敗れて戦績を1勝5敗としている。
【RA】