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「トレードされたくない」とジャイアンツ残留を希望するRBバークリー

2023年10月20日(金) 11:37

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリーとタイロッド・テイラー【AP Photo/ Jeffrey T. Barnes】

ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーは自分の気持ちをはっきりと示した。バークリーはNFLのトレード期限前にジャイアンツが自分をトレードすることは望んでいない。

チームの公式発表によれば、バークリーは現地19日(木)に「ここに座っていれば、みんな俺の気持ちを知っている」と述べ、次のように続けた。

「俺がトレードされたくないのは誰もが知っている」

「まともなヤツなら、どこかにトレードされたいなんて思わないだろ。簡単なことじゃない。引っ越さなきゃならないし、家族もいる。ここにいたいけど、俺がどうにかできることじゃない。リーダーとして、このチームを正しい方向に進めるために、自分に可能なリーダーになることに集中している」

バークリーは現実を知っている。選手の移籍について最終的な決定を下すのは、ジャイアンツのジェネラルマネージャー(GM)ジョー・シェーンとフロントオフィスだ。そして1勝5敗のジャイアンツは、少なくとも外見上は、10月31日のトレード期限前に資産の移動を検討するチームの型にはまっている。

バークリーは「俺がコントロールすることはできない」と言い、こうつけ加えた。

「俺が何かを決めたり、発言したりできるわけじゃない。俺にあるのは仕事に向かう姿勢と、試合に出て戦う姿勢だけだ。それが自分でコントロールできることなんだ」

しかし、バークリーには契約の問題もある。バークリーは7月に1年の延長契約を結んでおり、シーズン終了後に再びフリーエージェントになる。本人は長期の延長を望んでいたものの、ジャイアンツは以前に、プロボウルに選出されたこともあるバークリーにフランチャイズタグを指定した。

バークリーが2023年に前年のようなシーズンを送っていないとしても、契約延長はまだ起こり得ることだ。2022年シーズンではバークリーは16試合に出場して1,650スクリメージヤードをマークし、10回のタッチダウンを記録。今シーズンの出場は足首のケガによって3試合に制限されたものの、月曜日に実施されたバッファロー・ビルズ戦、3試合の欠場を経て復帰した際は、シーズンハイの93ヤードを走った。

本人によれば、バークリーの関心は迫るトレード期限ではなく、ジャイアンツのシーズン第7週の対戦相手であるワシントン・コマンダースにあるという。

「焦点はワシントンにある。調子を取り戻して勝利を手にするんだ」と強調したバークリーは「もちろん、また健康になって、フィールドに戻ることができるのはうれしい。先週は勝利に近づいた。これからもっと向上して、勝利を目指さなければならない」と続けた。

8月、バークリーは生涯ジャイアンツにいたいという考えは変わらないと語っている。今、バークリーがその考えから退くことはなく、決定が完全に自身のものではない可能性を考えていない。

バークリーは「考えたことはない」とコメントし、こう続けている。

「もちろん、この組織についてどう感じているか、自分がどうありたいのかを公にしてきたし、声にも出してきた。でも、ビジネス的な側面を知って、そっちを見ていると、自分ではコントロールできないことがたくさんあるってことがわかってくる」

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