ペイトリオッツが新人QB兼WRカニンガムをウェイバーに
2023年10月25日(水) 09:34マリク・カニンガムを試す期間は終わったようだ。
現地24日(火)、ニューイングランド・ペイトリオッツがドラフト外フリーエージェント(FA)としてリーグ入りした万能なクオーターバック(QB)であるカニンガムをウェイバーにかけた。
シーズン第6週に敗れたラスベガス・レイダース戦でQBマック・ジョーンズのバックアップとなってから2週間後に、カニンガムはリリースされている。カニンガムの出番はわずかスナップ6回分しかなかったが、そのうち2回はクオーターバックとして、残りはワイドレシーバー(WR)として2回ずつワイドとスロットに配置された。この試合の数日後、ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)ビル・オブライエンはカニンガムの多才さを称賛し、ペイトリオッツはカニンガムが「オフェンス全体のさまざまなスポットで」プレーするところを見ることができるだろうとコメント。また、カニンガムの起用法については週ごとの判断になるだろうとつけ加えていた。
シーズン第7週、カニンガムはペイトリオッツが29対25でバッファロー・ビルズを下した試合でインアクティブとされており、一度も起用されなかった。ペイトリオッツは現在も得点で下位に沈んでいるものの、ビルズ相手に獲得した29点は今季最高得点だった。
カニンガムがQB2として短期間プレーしたことは大きな話題となり、今回のリリースも注目を集めるだろうが、これは25歳のカニンガムにとってもペイトリオッツにとっても目新しいことではない。
ペイトリオッツは8月に迎えたロースターを53名に削減する期限に、カニンガムと、当時大部分でバックアップを務めていたベイリー・ザップをウェイバーにかけた。両者はその後すぐにチームに呼び戻されている。
したがって、カニンガムの失業期間はそう長くは続かないかもしれない。カニンガムには他チームからクレームされるか、ペイトリオッツに再び呼び戻される可能性があるからだ。
ペイトリオッツは火曜日に、PUP(故障者)リストに置いていたベテランラインバッカー(LB)トレイ・フラワーズも放出したと発表している。
【RA】