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ブラウンズQBデショーン・ワトソンが復帰へ、カーディナルス戦で先発の見込み

2023年11月04日(土) 10:37


クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Michael Conroy】

今週も平日が終了したが、少なくとも1カ月ぶりにクオーターバック(QB)のデショーン・ワトソンが制限なくプレーできるようだ。

クリーブランド・ブラウンズのQBワトソンは、シーズン第9週のアリゾナ・カーディナルス戦を前に、現地3日(金)の故障者報告で指名を受けなかった。故障者報告を外れたということは、先発が可能ということである。

シーズン第4週からワトソンの状態が話題になっていたことを考えると、故障者報告を外れたことは驚きだ。シーズン第3週のテネシー・タイタンズ戦で肩を負傷したワトソンは、シーズン第4週と第6週の先発を外れ、第7週のインディアナポリス・コルツ戦で復帰するも第1クオーターで退場し、第8週のシアトル・シーホークス戦は欠場した。この間、新人のQBドリアン・トンプソン・ロビンソンとベテランQBのP.J.ウォーカーがワトソンの代役として先発出場し、シグナルコールの大部分はウォーカーが担当している。

ブラウンズのシーズン第8週の敗戦で、ブラウンズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の王座争いに残るには、ウォーカーよりも優れた選択肢がセンターの後ろに必要だという結論に至った人が多かった。ブラウンズはワイドレシーバー(WR)のドノヴァン・ピープル・ジョーンズをデトロイト・ライオンズにトレードしたが、クオーターバックの移動に関しては動かず、トレード期限がきても沈黙を守っていた。

ワトソンは日曜日の試合に向けて水曜日と木曜日の練習に参加し、木曜日の練習後に記者陣に対して、負傷した肩についてこれまでと同じように語った。

ワトソンは「日に日に良くなっているよ。狙いも定まってきている。回復の過程はとても素晴らしく、毎日を着実に過ごし、力をつけるためにできることはすべてやっている」と話した。

特にコルツ戦でワトソンのプレーが明らかに十分な精度を欠いていたことから、彼の現在進行中の肩の問題は、地元メディアのメンバーを、練習でワトソンが投げるパスの速度など、そうでなければ無関係な細かい部分に注意を払うように駆り立てた。ブラウンズには、ワトソンがボールを投げられるかどうかの確たるデータを明らかにする義務はないが、先週の休息がシーズン第9週での復帰に向けての可能性を高めたと、本人は認めた。

ワトソンは「休息を取ったのは良かったと思う。一番大きかったのは、復帰して肩を再負傷させたくないということだ。だから、復帰可能なラインがあるし、フィールドに戻る前に必要なことをすべてやっておく必要があるんだ」と語った。

ブラウンズは今回の復帰プロセスのほとんどについて詳細を隠しているため、記者陣は、彼らが練習に参加するワトソンを見ることが許可されている短い時間と、金曜日の故障者報告に依存している。ワトソンはクエッショナブル指定で報告書に載ると予想されていたが、指定がないということは、彼が最初に負傷をして以来、可能な限りベストコンディションにあることを示唆している。

これで正式にワトソンが日曜日にプレーすることが期待できる。彼のコンディションがどうなのかで、本当の健康状態がわかるだろう。

【AK】