現地9日（木）、ポリネシアン・フットボールの殿堂が2024年度クラスを発表し、“The Rock（ザ・ロック）”の異名を持つドウェイン・ジョンソンやリノ・マヘ、ドマタ・ペコがそのメンバーに選ばれた。

ポリネシアン・フットボールの殿堂の会長兼共同創設者であり、自身も殿堂入りを果たしているジェシー・サポールは木曜日に声明で次のように述べた。

「ポリネシアン・フットボールの殿堂を代表して、2024年度クラスの皆さんにお祝いを申し上げる。彼らはポリネシアの人々にとって最高の代表であり、われわれは1月に彼らとその家族とともに今回の表彰を祝うことを楽しみにしている」

カレッジ時代にマイアミ大学でフットボールをプレーしていたジョンソンは、マイアミ大学ハリケーンズが1991年シーズンのオレンジボウルでネブラスカ大学を破り、全米チャンピオンとなったときにチームに在籍していた。1995年NFLドラフトで指名されなかったジョンソンは、CFLのカルガリー・スタンピーダーズと一時的に契約した後、プロレスラーとしてのキャリアをスタートさせている。そして、最終的には史上最も成功し、有名になったレスラーの1人となった。その後、ジョンソンは映画やテレビの世界に足を踏み入れ、“ワイルド・スピード”シリーズや“Ballers（ボーラーズ）”に出演。また、ジョンソンは2020年にXFLを買収している。

マヘは2003年から2007年にかけてフィラデルフィア・イーグルスでプレーしていた。カレッジ時代をブリガムヤング大学（BYU）で過ごしたマヘは、NFLでは主にリターナーとして活躍し、2005年にはパントリターン平均ヤード（12.8ヤード）でリーグ屈指の成績を収めている。

NFLで15シーズンにわたってプレーしたペコは、そのうち11シーズンをシンシナティ・ベンガルズで過ごした。2006年ドラフト4巡目で指名されたペコは、キャリア通算で214試合に出場してそのうち194試合で先発を務め、20回のサックを記録している。

この3人は選考委員会によって、100名を超える候補者の中から選出された。彼らは2024年1月19日（金）から20日（土）に開催されるポリネシアン・フットボールの殿堂入りの週末に正式に表彰される予定となっている。

【RA】