「ノリとマンネリは紙一重」と3連勝について語るブロンコスHCショーン・ペイトン
2023年11月15日(水) 13:37デンバー・ブロンコスがバッファロー・ビルズを24対22で下し、3連勝を飾った。キッカー(K)のウィル・ルッツが一度は41ヤードのフィールドゴール(FG)を失敗したが、ビルズに交代違反のペナルティが課せられ、その後36ヤードのFGが決まるという劇的な幕切れだった。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトン率いるブロンコスは、1勝5敗のシーズンスタートから、グリーンベイ・パッカーズ、カンザスシティ・チーフス、そして今回のビルズに勝利し、4勝5敗まで這い上がってきた。
ペイトンHCはマンデーナイトの勝利後、公式記録を通じて「これがNFLだ。このリーグには少しタフなところがある。前から言ってきたが、ノリとマンネリは紙一重だ。少しは頭を下げなければならないし、普段の練習ではそれをお互いに要求しなければならない。平日の練習で勝つんだ。練習ではこれまでよりも成長できていると感じている。そうやってお互いに要求し合えば、日曜日の試合でも少しはカオスにならなくなる」と語った。
シーズン序盤に焦土と化した状況を好転させたのは守備陣だ。守備コーディネーター(DC)のバンス・ジョセフ率いるチームは、第1週から第6週まで1試合あたり33.3得点を許していたが、3連勝中は16.0点しか与えていない。
いつもきれいとは言えないが、ブロンコスはQBラッセル・ウィルソンの得意とする試合に勝つ方法を見つけつつある。
このベテランQBは5試合連続で200ヤードを下回り、これはキャリア最長記録だったが、前週のチーフス戦と同様、チームがプレーを必要とするときにはその期待に応えた。試合開始早々、4thダウン残り2ヤードでワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンへのパスでタッチダウンを決めた。サックを避け、空間を使い、的確なスクランブルを披露し、そして相手守備陣のパスインターフェアに助けられた。
ウィルソンは3連勝について「まあ、自分たちに何ができるかはわかっている。今週は仕事に戻らなければならない。ミネソタ・バイキングスは本当にいいフットボールをしているチームだ。でもこの勝利を大事にしたいんだ。お祝いするつもりだし、楽しむつもりだ。これは大きなことだ。これが良いフットボールチームだと思う。ここ数週間、俺らは本当にいいチームと戦ってきた。チーフスを倒し、彼らを倒したことで、自分たちがどうあるべきか、どうなれるか、どうなるかという基準ができた」とコメントした。
この3連勝で、ブロンコスはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ圏内に入った。AFCでは現在、14チームが4勝5敗かそれ以上の成績を残している。ブロンコスが今後もマンデーナイトのようなプレーを続けることができれば、大変ではあるがプレーオフ進出を狙うことのできるスケジュールが組まれている。
【AK】