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バイウイーク明けに自分が先発を務めるかは分からないとペイトリオッツQBジョーンズ

2023年11月15日(水) 13:17

ニューイングランド・ペイトリオッツのマック・ジョーンズ【AP Photo/Martin Meissner】

ドイツで行われた試合で散々な結果を残した翌日、ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは先発クオーターバック(QB)の指名を避けた。

現地14日(火)の時点でも、ベリチックHCはまだ先発を決定していないようだ。

日曜日にドイツで敗れたインディアナポリス・コルツ戦でベンチに下げられたQBマック・ジョーンズは、シーズン第12週に組まれているニューヨーク・ジャイアンツ戦で先発起用されるかをまだ聞かされていないと明かした。

『WEEI』のマイク・カドリックによると、ジョーンズは火曜日に『The Jones & Mego Show(ザ・ジョーンズ・アンド・メゴ・ショー)で「いいや、俺たちはそれについて話していない」とコメントしたという。

ジョーンズはコルツ戦の最後から2番目の攻撃ドライブで、レッドゾーンでひどいインターセプトを喫した。その後すぐにベンチに下げられたジョーンズの代わりに出場したベイリー・ザップも、勝敗を決定づけるインターセプトを喫している。最終的にペイトリオッツは10対6で敗北。アメリカに帰ってきてからも混乱は続いている。

ベリチックHCは試合に敗れたことを受けて、ジョーンズをベンチに下げたことに関して「変化の時を迎えたと思った」と説明した。

とはいえ、その変化がいつまで続くかはまだ分からない。

月曜日、ジョーンズがペイトリオッツのナンバー1QBであり続けることに変わりはないかと聞かれたベリチックHCは、この件について何も明言せずに、次のように述べている。

「今週はチームとして取り組むべきことがたくさんあるから、それをやり遂げる。それが今週の目標だ」

ジョーンズの説明から判断すると、この発言から1日がたっても何も解決していないようだ。

「本当に今日はただ試合の映像を見て、バイウイークのプランについて話しただけだ」と明かしたジョーンズは「明日は練習するからね。そこで様子を見てみる。バイウイークはもっとうまくやれることに取り組む絶好の機会だから、そうするつもりだ」と続けている。

2021年NFLドラフト全体15位指名を受けたジョーンズは、新人時代に全17試合に先発出場してタッチダウン22回、3,801パスヤードを記録してプロボウルに選出された。

その後、ジョーンズとペイトリオッツ攻撃陣は低迷している。

悲惨な2022年シーズンにおいて、ジョーンズは事実上の攻撃コーディネーター(OC)を務めていたマット・パトリシアおよびジョー・ジャッジとともに仕事をしながら、新人時代の姿を取り戻せずにいた。今シーズンはビル・オブライエンが正式に攻撃コーディネーターとなったが、オブライエンOCとジョーンズは昨季よりも良い結果を残せていない。

今季、ジョーンズは10試合に先発出場してタッチダウン10回、インターセプト10回を記録。試合平均ヤード(203.1ヤード)とアテンプト平均ヤード(6.3ヤード)はキャリアで最も低い数字となっている。

「みんなイライラしていると思うし、俺もそうだ。もっとうまくできたらいいのにと思うことがたくさんある。そういうことに対する努力は惜しまないつもりだ」とジョーンズは強調した。

ジョーンズは日曜日の試合に敗れた後にX線検査を受けたが、火曜日には健康面で問題はなく、バイウイーク中もリハビリなどは必要ないだろうと語っている。

また、成績が低迷しているにもかかわらず、オブライエンOCとの関係は良好だと明かしたジョーンズは、次のようにコメントした。

「良好だ。自分の周りにはいつも、選手たちに多くのことを期待するコーチたちがいて、俺はそれをとても気に入っている。そこで良い関係を築いている」

クオーターバックと攻撃コーディネーターの関係が今後、どうなるかはまだ分からない。

ペイトリオッツはバイウイークを迎えているが、シーズン第12週に誰が先発クオーターバックとなるかは未定だ。

【RA】