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ブロンコスSカリーム・ジャクソンに2度目の出場停止処分

2023年11月21日(火) 23:22


デンバー・ブロンコスのカリーム・ジャクソン【NFL】

選手の健康と安全性を守ることを意図したプレールールに繰り返し違反したことから、デンバー・ブロンコスのセーフティ(S)カリーム・ジャクソンが2カ月で2度目の出場停止処分を受けた。

NFLは現地20日(月)、日曜日にブロンコスがミネソタ・バイキングスに勝利した試合で、ジャクソンがヘルメットを低くしてバイキングスのクオーターバック(QB)ジョシュア・ドブスにヒットしたことから、ジャクソンに新たに4試合の出場停止処分を科したことを発表した。

今回の処分を発表したNFLのフットボール運営部門副社長であるジョン・ラニアンは、ジャクソンにあてた文書にこうつづっている。

「第1クオーター残り13分38秒で、あなたはリーグがプレールールの深刻な違反とみなすプレーにかかわった。問題のプレーの映像からは、あなたが頭を低くし、バイキングスのクオーターバックであるジョシュ・ドブスに強く接触するのが確認できる。あなたと相手の間に妨げるものはなく、ルールに反する接触は回避可能だった」

「選手たちの安全性を脅かすような、目に余る違反行為は許容されない。リーグはこれからも継続して、ヘルメットを用いて相手に接触することを禁じるルールの執行に力を入れていく。問題のプレーにおいて、あなたはそういった接触を避けるための時間とスペースがある状況で、頭を低くし、相手の肩、ならびに頭部から首のエリアに強力な一撃を加えた。あなたは相手との接触をルール内に収めることができたはずであるのにもかかわらず、そうしなかった」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが、調査が行われていると月曜日に報じていたこのヒットでは、ジャクソンが頭を低くしてドブスへ突進し、ドブスのあごに当たる様子が見られていた。このプレーにはフラッグは投じられていない。

日曜日の試合はジャクソンにとって、その以前に科された停止処分からの復帰初戦だった。前回の処分は、シーズン第7週にグリーンベイ・パッカーズと対戦した際、不必要なラフネスに関するルールに反したことで言い渡されている。こちらも当初は4試合の処分とされていたが、上訴を受けて2試合に減じられていた。

ジャクソンは今回の出場停止処分に対しても上訴している。

上訴の結果が出るまでは、ジャクソンはシーズン第15週に組まれたデトロイト・ライオンズ戦の後でブロンコスのアクティブロースターに復帰できる形となる。

35歳のジャクソンはキャリアを通じて14シーズン目、ブロンコスでは5シーズン目を送っている。今年は8試合に先発してタックル51回、インターセプト2回、パスブレイクアップ3回をマークした。

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