ニュース

「心臓が動いている限りは仲間と一緒にプレーしたい」とバイキングス戦出場の意向を示すレイダースDEクロスビー

2023年12月09日(土) 17:10

ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビー【NFL】

シーズン第12週のカンザスシティ・チーフスへの敗北を前に、ラスベガス・レイダースのスターエッジラッシャーでディフェンシブエンド(DE)のマックス・クロスビーは膝のケガのために練習できず、さらに感染症を起こして病院にいた。

ダウトフルというステータスだったにもかかわらずクロスビーは試合に出て、スナップ数こそシーズン最低の48回だったものの、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ相手にサックを決めた。

バイウイークを経て、クロスビーは現地6日(水)と7日(木)の練習を欠席、8日(金)は限定的な参加にとどまった。最終的なステータスはクエッショナブルだったが、『NFL+』の“The Insiders(ジ・インサイダーズ)”の中で日曜日のミネソタ・バイキングスではフィールドに立つつもりだと話している。

「気分は完全に最高だ。今回のことは――言った通り、俺が今まで経験した中で一番キツい出来事の1つだったと思う」とクロスビーは言っている。「今までの人生でつらいことはたくさん経験してきた。そこに含まれるのは間違いない。最終的には神の祝福のおかげだよ。俺は全てのことについてポジティブな面を見るから、何事も起きるのには理由があるんだ。この1週間――入院だの何だのと、いいことも悪いことも俺は乗り越えてきた」

「そうすることが可能で、この心臓が動いている限りは、仲間たちとフィールドに立ち、勝利を目指すよ。この前は完全にベストな状態じゃなかった。チーフス戦では正直言うと、60%ぐらいの状態だったんだ。でもバイウイークが来るのが分かっていた。俺が出場することでゲームにインパクトを与えて、仲間の役に立てるんなら俺はやるよ。この2週間で自分の体を立て直し、もう一度集中してエネルギーを蓄えることができた。この最後の1カ月が待ち切れない。今は最高の気分だし、練習にも参加する。みんなと一緒にやるのが待ち切れないんだ」

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると今シーズンのクロスビーはサック11.5回、QBプレッシャー50回でNFLで6位にランクインする脅威になっているという。2023年にダブルチームを相手にしたプレーで3回以上のサックを決めているエッジラッシャーはクロスビー(3.0回)、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズ(3.0回)とLBダニエル・ハンター(4.0回)だけだということだ。

過去2試合でクロスビーはいずれもサック1.0回を決めており、過去4試合では合計5.0回をマークしている。2023年にサック11.5回、2022年にサック12.5回を決めているクロスビーは、レイダースで連続するシーズンにおいてサック10回以上を記録したカリル・マック(2015年から2017年)以来の選手となる。あと0.5回以上のサックを決めれば、チーム史上シーズン中に12回以上のサックを決めた連続最長記録に並ぶことになる(同数首位は殿堂入り選手のハウイー・ロング、グレッグ・タウンゼント、アンソニー・スミス、ビル・ピッケル)。

【M】