レイブンズの新人RBミッチェルが膝負傷でシーズン絶望か
2023年12月18日(月) 16:02ボルティモア・レイブンズが重要な存在を失っている。ドラフト外ルーキーのランニングバック(RB)キートン・ミッチェルが、膝を負傷して残るシーズンを失うことになりそうだ。
現地17日(日)に臨んだジャクソンビル・ジャガーズ戦に23対7で勝利し、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフスポットを一つ確保して、お祭り騒ぎだったレイブンズ。しかし、そこには代償が伴っていた。ヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーは次のように話している。
「キートンは深刻なケガになるかもしれない。膝の負傷だ。このシーズンにはもう戻ってこなさそうに見える」
ミッチェルは第4クオーターで13ヤードを獲得したプレーで、右サイドに向かって走っていたところを引っ張られ、自身が前に進んでいた勢いとは逆方向の力がかかり、膝が不自然な方向に曲がった。明らかに痛みを抱えた様子のミッチェルは、すぐに足をつかんでいる。ほどなくして、助けを借りながらフィールドを出たミッチェルは、メディカルテントで少しの時間を過ごした後、カートでロッカールームに向かっている。
ハーボーHCはミッチェルの代わりとしてベテランのメルビン・ゴードンがアクティブロースターに昇格すると明かしている。
シーズン開始時のレイブンズのナンバー1RBはJ.K.ドビンスだったが、1試合に出場したのみでシーズン終了となっている。ドビンスにとっては、キャリア2度目の負傷によるシーズン終了だった。チームのリーディングラッシャーはクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンであり、RBとしては2021年シーズン前にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の負傷でシーズン絶望となっていたガス・エドワーズが663ヤードでトップに立っている。その一方で、ミッチェルはゲームブレイカーとして活躍し、専門家もファンも、その活躍をもっと望んでいた。
ミッチェルは日曜日にキャリー9回で73ヤード(キャリー平均8.1ヤード)をマーク。ルーキーとしての今季のトータル記録をキャリー47回で396ヤード(平均8.42ヤード)に伸ばして、幕を引いた。
レイブンズのバックフィールドは、次に立つ選手を探すことになる。それはエドワーズか、ジャスティス・ヒルか、ゴードンになるだろう。
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