バッファロー・ビルズのラインバッカー（LB）ボン・ミラーは現地28日（木）、彼の子どもたちの母親で現在妊娠中の女性に暴行を加えたとする申し立ては“100％虚偽”であり、“誇張されている”と容疑に異議を唱えた。

11月30日（木）に自らダラス郊外の警察に出頭してから初めてメディアに対応したミラーは、自身と恋人との間には“どんなカップルの間にもあるような問題がいくつかある”と認めた。しかし、続けて、そこには“申し立てで述べられているような事柄は一切含まれていない”と強調している。

「それは誇張されている。こちらとしては適切な人々に対応してもらう」とミラーは自身の弁護士に言及した。「俺は自分がどんなヤツか知っている。自分の性格を知っている。どんなタイプの人間かを認識している。自分とガールフレンドとの関係も理解している」

34歳のミラーは妊婦に暴行を加えたとして第3級の重暴行罪に問われており、有罪なら2から10年の懲役および1万ドル（約141万円）の罰金を科される可能性がある。ミラーは5,000ドル（約71万円）の保釈金を払って釈放済みだ。女性とミラーは7年前から交際していたとのことだ。

11月29日（水）に事件が発生し、翌日にミラーが出頭してから、ダラス検察は容疑の調査状況について新たな報告を出していない。警官が記した宣誓供述書によると、ミラーは女性の首に2度手をかけ、髪を引き抜いて、カウチに押し倒したという。女性は首の打撲を含め、軽傷で手当を受けたと警察は言っている。

継続中の捜査についてはいくつか話せない点があるとミラーは言いながらも、1カ月近く沈黙を保ってきた後で自分が発言することが重要なのだと主張した。

「すべて間違っている」と彼は言う。「こいつは面白い状況じゃないけど、何もかもが間違いで、すべて虚偽なんだ。唯一本当なのは、3人目の息子がおなかにいるってことだけだ」

これまで告訴はされていないことから、ビルズはミラーがプレーを続けることを認めた。NFLは独自に情報収集に努めており、法的な進展を見守っている。

ミラーはNFLで現役最多のサック数を誇り、スーパーボウルで2度優勝している。今年はビルズで2シーズン目を過ごしている最中だ。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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