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ペイトリオッツがジェロッド・メイヨを指揮官に起用、NFL最年少ヘッドコーチの誕生

2024年01月13日(土) 02:50


ジェロッド・メイヨ【NFL】

ビル・ベリチック王朝に終止符が打たれた翌日、ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトは37歳のジェロッド・メイヨに手綱を託した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地12日(金)、情報筋の話としてペイトリオッツがメイヨを次のヘッドコーチとして採用したと報道。

ペイトリオッツがその後、メイヨの起用を発表し、来週の水曜日に予定されている記者会見で正式にヘッドコーチとして紹介される見込みだ。

ペイトリオッツは2023年1月にメイヨをフォックスボロに「長期間」とどまらせるべく契約交渉を開始したと公表しており、ベリチックの退任を想定し、メイヨがヘッドコーチを引き継ぐ方向で話が進んでいたのは前回のシーズンからだ。最終的にベリチック退任となり、その直後にはメイヨが後任の有力候補との報道が相次いだ。

ラポポートは11日、ペイトリオッツとベリチックが決別したことを受けて、メイヨが実際に次期ヘッドコーチに選ばれたのであれば、すでにペイトリオッツが事前契約で確固たる契約上の後継者プランを確立し、NFLにも報告を済ませていたため、オーナーのクラフトは長期の採用プロセスを経ずにメイヨを雇用できるとも付け加えている。

唯一、元テネシー・タイタンズのヘッドコーチでペイトリオッツのラインバッカーとしても活躍したマイク・ブラベルの起用が可能になっていたことが、クラフトの転換期プランに影響する可能性がささやかれていたものの、クラフトオーナーが時間を無駄にすることはなかった。

メイヨはオフシーズンをフルに生かしてコーチングスタッフとロースターをかためていける。フロントオフィスがどのように再編成されるかはまだ分からない。ラポポートはペイトリオッツがメイヨとともに働く新しいジェネラルマネジャーを雇うべく取り組むのではないかと指摘した。

メイヨはペイトリオッツで8年間の選手生活を送り、そのすべてをベリチックHCの下で過ごしている。2008年年間最優秀新人守備選手賞を獲得、2度のプロボウルというキャリアを持つ。長年、ペイトリオッツのディフェンスキャプテンを務めたメイヨが引退したのは2016年のことだ。

メイヨはラインバッカーコーチとして2018年にベリチックのコーチングスタッフに加入。メイヨがコーチ職に就いて以降、ペイトリオッツは1試合あたり19.2失点(NFL第3位)、生み出したテイクアウェーは136(NFL第2位)、対戦相手の第3ダウン率を35.8(NFL第2位)に抑えている。

2月に38歳の誕生日を迎えるメイヨはNFL最年少ヘッドコーチ(ロサンゼルス・ラムズのショーン・マクベイより約1カ月若い)となり、ペイトリオッツ史上初の黒人ヘッドコーチとなった。

【C】