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チーフスCBスニードに「カンクンまで押し戻された」と冗談を言うドルフィンズWRヒル

2024年01月16日(火) 11:45


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【NFL】

厳しい寒さの中、アローヘッド・スタジアムで行われた現地13日(土)のスーパーワイルドカードゲームでは、カンザスシティ・チーフスのディフェンスがマイアミ・ドルフィンズを苦しめ、26対7で圧勝した。

身体能力の高いチーフスのコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードが、13対7のスコアのまま前半終了2分前が知らされた後に迎えたプレーで、ドルフィンズのスターワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルを何度か地面に押し倒しながら徹底的にマークしたことで、チーフスは第3ダウン残り17ヤードでクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのサックに成功している。

ヒルは月曜日にソーシャルメディアでこのプレーを認めた。

「カンクンまで押し戻された」

これはオールプロに選ばれているヒルによる、カンザスシティからメキシコのカンクンまで戻されたというユーモア溢れる反応であり、いかに古巣のチームに思うようなプレーをさせてもらえなかったかが浮き彫りとなった。ヒルは8回のターゲット中5回のキャッチで62ヤードを稼ぎ、そのうちの53ヤードはドルフィンズにとってこの試合唯一のタッチダウンとなった。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、チーフスがドルフィンズに勝利したこのワイルドカードゲームで、スニードは相手に8回のターゲット中わずか2回のレシーブで20ヤード(4回のターゲットはタイトウインドウ)しか許していない。今季ドルフィンズとの2度の対戦で、スニードはヒルとWRジェイレン・ワドルに合計8回のターゲットでレシーブ1回しか許さなかった。

プロボウルのロースターからは落選したものの、スニードは守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロのディフェンスでペナルティーを犯しながらも、相手のトップワイドアウトの動きを鈍らせるようなフィジカルなプレーでセンセーショナルな活躍を見せてきた。もうすぐ27歳になる元4巡指名のスニードが次のオフシーズンにフリーエージェント(FA)になった際は、その活躍を契約金に反映することができるだろう。

【R】