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チーフスTEケルシーがジェリー・ライスを抜いてポストシーズン史上最多レシーブ数を記録

2024年01月29日(月) 10:00


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー【AP Photo/Alex Brandon】

ポストシーズンにさまざまな記録を更新しているカンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーが、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでも新たな記録を樹立した。

現地28日(日)、ケルシーはボルティモア・レイブンズと対戦し、勝利した試合の第2クオーターでポストシーズン通算152回目のレシーブを決め、ジェリー・ライスを抜いてNFLプレーオフ史上最多キャッチ数を記録している。

ケルシーは第3ダウン残り9ヤードの場面でクオーターバック(QB)パトリック・マホームズから8ヤードのパスを受けた際にライスの記録を超え、そのままレッドゾーンに向かった。

続くフォースダウンギャンブルは成功させられなかったものの、そのキャッチはケルシーのポストシーズンにおける好調ぶりを象徴するものとなっている。

試合を迎えるにあたり、ライスの記録を更新するには7回のキャッチが必要だったものの、34歳のケルシーはわずか3回のドライブでそれを達成。ライスの記録を抜いた時点で66ヤード、タッチダウン1回を記録している。

第3クオーター開始早々、ケルシーは10回目のレシーブを決めた際に、今回の試合におけるレシーブヤードが100ヤードを超え、ポストシーズンゲームで100レシーブヤードを突破した試合数(8回)でライスに並ぶ史上最多数を記録した。

ケルシーはレイブンズ戦でチーム最多のレシーブ11回、116ヤードをマーク。これは、ケルシーの今季の記録の中で2番目に多いレシーブ数、3番目に多いヤード数だった。今回の試合を受けて、ケルシーのポストシーズン通算レシーブ数は156回となり、ポストシーズン通算レシーブヤードは1,810ヤードで歴代2位となっている。

先週に行われたバッファロー・ビルズ戦で、ケルシーとマホームズはトム・ブレイディとロブ・グロンコウスキーが残していた、特定のQBとレシーバーによるプレーオフでの最多得点記録に並び、その後それを更新している。

勝利を収めたディビジョナルラウンドで、ケルシーはポストシーズンにマホームズから受けたタッチダウン数が16回、通算では18回となった。今回行われたレイブンズ戦でも、ケルシーはチーフスの最初のドライブをエンドゾーンでの奇跡的なキャッチで締めくくり、その記録を19回に伸ばしている。

その得点により、ケルシーはまたライスの別の記録に一歩近づいた。ポストシーズンであと4回得点を挙げれば、ケルシーはその記録でも殿堂入りしたライスを超えることになる。

【RA】