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ライオンズとQBゴフ、オフシーズンに契約延長交渉へ

2024年01月29日(月) 10:14


デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Mark J. Terrill】

現地28日(日)にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに臨んでいるデトロイト・ライオンズは、ある主力選手が今後もチームの一員であることを願っている。

日曜日、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが“NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)”で情報筋の話をもとに、ライオンズが今オフシーズンにクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフと契約延長交渉を行う見込みだと報じた。

ラポポートによると、ゴフはその契約によってリーグ屈指の報酬を得るクオーターバックになることが見込まれているという。

ライオンズを12勝5敗、NFC北地区優勝(チームとしては1993年以来の地区優勝)に導き、キャリア最高のシーズンを送っているゴフは、キャリアで2度目のスーパーボウル出場のチャンスをつかもうとしているところだ。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、29歳のゴフは殿堂入りしたペイトン・マニングに並び、ドラフト全体1位指名を受けたうえで、複数のフランチャイズで2回以上、ポストシーズンゲームでの勝利を挙げたクオーターバックになったという。

今シーズン、ゴフはタッチダウン30回、インターセプト12回を記録。パス成功率はキャリア最高の67.3%だった。ゴフをワイドレシーバー(WR)アモン-ラ・セント・ブラウンやタイトエンド(TE)サム・ラポルタ、ランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスなど、才能豊かな若手選手たちで囲ったことは、ゴフだけではなく、攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソン率いるオフェンスに関わる者すべてに恩恵をもたらしている。

ライオンズがプレーオフ進出を願うチームからスーパーボウル出場候補に姿を変えたのは、2022年シーズンだ。昨季、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベル率いるライオンズは最後の10試合で8勝2敗となったものの、惜しくもポストシーズン進出を逃している。2023年シーズンにどのようなスタートを切ったかを見れば分かるように、その好調ぶりはまぐれではなかった。ライオンズは今シーズンを8勝2敗でスタートし、1月下旬もフットボールをプレーできるチームであることをリーグに証明している。

ロサンゼルス・ラムズからマシュー・スタッフォードと引き換えにトレードされた後、“橋渡し役のクオーターバック”になると考えられていたゴフは、そのシナリオを打ち破り、ライオンズのフランチャイズQBとして頭角を現してきた。

ジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズは今シーズン序盤に、そのシナリオは“怠惰”だと強調。2023年シーズン開幕直後のゴフのプレーを“とても誇りに思っている”と述べた。敵地で行われているサンフランシスコ・49ers戦で第58回スーパーボウルへの出場をかけて戦っている中で、ホームズGM率いるライオンズはゴフを長期的に司令塔に据えることを考えている。

【RA】