クリーブランド・ブラウンズは2024年に、元クオーターバック（QB）にオフェンスの指揮を任せる。

現地28日（日）、ブラウンズがバッファロー・ビルズで攻撃コーディネーター（OC）を務めていたケン・ドーシーをチームの新OCとして採用すると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。

これまでブラウンズOCを務めていたアレックス・ヴァン・ペルトは、2020年シーズン開幕前にケビン・ステファンスキーがヘッドコーチ（HC）に就任したのに伴ってチームに加入。ブラウンズは4シーズンを経てヴァン・ペルトと決別している。

2023年シーズン途中にビルズから解雇されたドーシーは、NFLの攻撃コーディネーターとして再挑戦する機会を得ることになった。ドーシーの指揮下で臨んだ28試合で、ビルズはヤード数と得点を伸ばし続けたものの、シーズン序盤にオフェンスが安定しなかったことからドーシーは解雇されている。この変化がもたらされた後、ビルズは最後の7試合で6勝を挙げ、プレーオフ進出を果たした。

2023年、ブラウンズは攻撃陣から何人も負傷者を出しながらも粘り強く戦い、ポストシーズン進出を果たしたが、ヒューストン・テキサンズに45対14で大敗したスーパーワイルドカードラウンドでは苦戦を強いられた。

2023年シーズン第9週に肩を負傷してその後の試合を欠場したQBデショーン・ワトソンは、来季には完全に健康な状態で戻ってくると見込まれている。今シーズン、ブラウンズにはシーズン終了となった選手が他にも数名おり、ランニングバック（RB）ニック・チャッブや両先発タックル（T）などがシーズン途中で戦線離脱した。

ドーシーは2006年から2008年までブラウンズでクオーターバックとしてプレーしていた。その間に、5試合に出場して3試合で先発を務めたドーシーは、パス92回中43回を成功させて370ヤード、タッチダウン0回、インターセプト7回を記録している。

【RA】