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元オールプロのRBベルがNFLに再挑戦、スティーラーズでのプレーのみに関心

2024年02月06日(火) 10:09

リビオン・ベル【Courtesy Esther Lin/Showtime】

スティールシティのかつてのスターが、意外な復帰を試みるかもしれない。

ピッツバーグ・スティーラーズに5年間在籍した元オールプロのランニングバック(RB)リビオン・ベルが、2年のブランクを経てNFLへの復帰を考えているものの、1つのチームでのみプレーしたいと、先週にソーシャルメディアで発言した。

『ESPN』によると、ベルは自身の動画で「自分自身に正直でいようとしている。外に出て、地面に足をつけるんだ。感じるか? 痛いのか? 外に出て、また本当にプレーできるのか?」と話し、次のように続けたという。

「3月にトレーニングに出て、4月になってNFLに再び戻ると決めるようなことがあれば、今から言う俺の言葉を覚えておいてほしい。俺は今までで最高の状態になっているだろうさ」

「あの1つのチームのためだけに戻ってくる。それがどのチームかはみんな知っている。チームの名前を口に出す必要はない。みんな知っているはずだ」

ベルが言っているそのチームとは、スティーラーズのことだろう。ベルはスティーラーズでキャリア最初の5年間を過ごして5,336ランヤード、タッチダウン35回を記録し、3度プロボウルに選出されている。しかし、契約問題で2018年シーズンをまるまる棒に振った後、ベルは移籍して次の3年間で4つの異なるチームを渡り歩いたが、ピッツバーグ時代のような成功を収めることはなかった。

ベルはこうコメントしている。

「離脱したこと、スティーラーズを離れたことをファンに謝ったことはない。決して謝らなかった。だから、この世で最高のファンを置いていってしまったことを謝りたい。離れるべきじゃなかった。謝るよ、本当に離れるべきじゃなかった。謝罪する。俺の過ちだ。俺に責任がある」

ベルはどのチームとも2022年や2023年シーズンの契約を結ばず、一時はプロボクシングにも挑戦していたことから、正式な引退表明はなかったにせよ、引退したと見る向きは多かった。

ベルは昨オフシーズン、スティーラーズでの選手生活の終わり方を後悔しており、スティーラーとして引退するために、プレシーズンに2、3回出場してから正式にキャリアを終えることを望んでいると語っていた。

しかし、この最新情報では、ベルは単なるカメオ出演以上のことを望んでおり、本格的な復帰を考えているようだ。ただし、希望するチームに入団できればの話だが。

今月末に32歳になるベル自身が言及したように、再びNFLレベルでプレーできるかどうかの身体的な限界を十分に理解するためには、トレーニングに復帰しなければならない。

加えて、スティーラーズには現在RBの選択肢が不足しているわけではなく、すでにナージー・ハリスとジェイレン・ウォーレンがロースター登録されている。

しかし、4月になってベルが以前のような調子を取り戻せば、6年前に不仲に終わった関係を再び築こうと、古巣に活路を見いだす可能性も出てくるだろう。

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