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外部の雑音を無視し続けるプロボウル9度目選出のシーホークスLBワグナー

2024年02月06日(火) 11:10

ボビー・ワグナー【NFL】

定年後をフロリダで過ごす人は大勢いる。

だが、シアトル・シーホークスのラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーはその仲間入りをするつもりはないようだ。たとえ、ワグナーに否定的な人たちがしばらく前からこれからの失速を予測しているとしても、彼はフロリダでまたしてもNFL最高の選手のひとりとして祝福されている。

タックル100回を記録するシーズンをコンスタントに達成し続け、称賛を浴び続けているからこそ、ワグナーは9度目のプロボウルに出場するために、この週末にフロリダ州オーランドに滞在していた。

ワグナーは今年もまた批評家たちをブロックし、対戦相手たちは彼をブロックしようと奮闘した。

現地2日(金)、ワグナーは「若くても年を重ねても、ジェットコースターに乗っているみたいになるだけだから、外部の雑音に耳を傾けることはできない」と『NFL.com』に話している。

「言うまでもないが、多くの人が意見を持っていて、それは自然なことだ。ここに来るには仲間の投票によって選ばれる必要があって、俺はまだオールプロに選ばれている」

おそらく、2022年のオフシーズンにシーホークスからリリースされたことで、ワグナーはまだ優秀だが偉大ではない、という意見が一部から出始めたのだろう。

「ここには自分が正しいと思いたい人たちがたくさんいて、彼らは選手の台頭や失速を一番に見抜いた人間になりたがる」とワグナーは言う。

ワグナーの卓越したスタッツは、失速とは逆のことを示している。

ワグナーは2023年にキャリアハイおよびNFL最多となる183回のタックルを記録した。オールプロに6回選出されているワグナーは、12シーズンでいずれも100回以上のタックルをマーク。タックルマシーンとして実績を積み上げ続け、プレーと稼働率による頼もしさを維持してきた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ワグナーは2023年にNFL選手で最も多くのディフェンススナップ(1,127回)に参加したという。

3年連続でオールプロのセカンドチームに選ばれているワグナーの今後は未知数だ。33歳のワグナーはシアトルであろうと他の地であろうと、プレーを続けたいと思っている。2022年にリリースされたワグナーはロサンゼルス・ラムズと1シーズンを過ごし、今季は再びシーホークスの一員としてプレーした。シアトルには喜んで戻るだろうが、ベテランのワグナーは今年も素晴らしい活躍を見せたことで、自分の選択肢を吟味することになるだろう。

【R】