「チームにいてほしいタイプ」とQBメイフィールドとの再共演を望むバッカニアーズ新OCコーエン
2024年02月07日(水) 14:19クオーターバック(QB)のベイカー・メイフィールドは、タンパベイ・バッカニアーズの次の攻撃コーディネーター(OC)が誰であるかが、復帰の可能性を左右する要因になると話している。
今週、正式にバッカニアーズの新OCとなったリアム・コーエンが、メイフィールドを再び指導するのが楽しみだと語った。
現地6日(火)の就任会見でコーエンは「彼は火付け役だ。そして、彼はチームにいてほしいタイプの男だ」とコメントしている。
38歳のコーエンは2023年にケンタッキー大学の攻撃兼QBコーディネーターとして二度目の大学コーチ時代を終えた後、NFLに戻ってきた。その前年はロサンゼルス・ラムズのOCを務めて5勝12敗という結果を残しているが、このとき、ケガに悩まされたメイフィールドは最後の5試合しか出場しなかった。
コーエンはメイフィールドについて「彼は、われわれが楽ではなかった時期、本当に困難な時期にチームの組織に入ってきた。そして彼はその時、多くの人々にとってフットボールを楽しいものにしてくれたんだ。彼はフットボールの練習を競争的なものにしてくれた」と話した。
メイフィールドはこれまでのキャリアで最高のシーズンを終え、初のプロボウル選出を果たした。木曜日に行われたプロボウルゲームズのスキルコンペティションで、メイフィールドは『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャム・ウルフに対し、デイブ・カナルスがカロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)に就任するために去った後、バッカニアーズの新OCが誰になるかが、自身のチームへの復帰の上で“少しポイントになる“と語った。その新OCが決まり、火曜日にコーエンは聞かれるまでもなくメイフィールドの名前に触れている。
コーエンはこの仕事を引き受けたことについて、「これは私にとって当然のことだった。ベイカーと一緒に仕事をする機会、彼とまた一緒に仕事をする可能性があること、これは、私がラムズで何年もコーチをしていたときに、QBジョン・ウォルフォードがQBルームにいたことを意味する」とコメントした。
メイフィールドは昨シーズン、4,044パスヤード、タッチダウン20回、パス成功率64.3%でキャリアハイを更新。しかし、メイフィールドはスキームに関すること以上に、カナルスの人柄と楽観的なアプローチを称賛していた。
同様にコーエン新OCも、メイフィールドがその性格や特別な視点によってチームにもたらす影響を高く評価している。
コーエンは「(ラムズの練習で)彼はコーナーバック(CB)のジャレン・ラムジーと楽しそうにしていて、2人は競いあっていた。そのときあまり見ない光景だったから、やりがいのある1年だったね。彼の周りにいること、そして彼のように競争心があり、根性のある男をコーチすることは楽しい。あんな選手をコーチできる機会は多くはない。彼のような能力、他選手とのコミュニケーション能力があるような選手の近くにいたいし、それはわれわれにとっても興味深いことだ」と語った。
メイフィールドは2023年シーズンのバッカニアーズに驚異的にフィットした。フリーエージェント(FA)間近のメイフィールドが、2024年シーズンに自分自身とコーエン、そしてチームがうまくフィットすると信じているかどうかが、今後の注目すべき点になりそうだ。
【AK】