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ペイトリオッツがエリオット・ウルフを人事部門責任者に採用見込み

2024年02月08日(木) 11:41

【AP Photo/Mike Roemer】

ニューイングランド・ペイトリオッツではヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックが去った後のフロントオフィスが形を成してきており、前体制からの残留メンバーが人事の最終決定権を持つことになりそうだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えたところによると、エリオット・ウルフがペイトリオッツの人事部門の責任者となり、新ヘッドコーチのジェロッド・メイヨと連携しながら、53人のロースターを管理することになるという。

また、ペイトリオッツは評価のベテランであるアロンゾ・ハイスミスを上級人事幹部に起用すると、ラポポートが情報筋の話として伝えている。

41歳のウルフは2020年にコンサルタントとしてペイトリオッツに入団し、その後2022年にスカウト部門の責任者に昇格。長年グリーンベイ・パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めたロン・ウルフの息子であるエリオットは、2004年にグリーンベイ・パッカーズのスタッフとしてNFLでのスカウティングキャリアをスタートさせ、これまで20年間にわたり活躍してきた。

ペイトリオッツはここ数十年で最悪のシーズンを終え、積極的に資金を投じる準備ができているようだ。メイヨ新HCは最近、チームがフリーエージェントで“大胆に資金を投じる準備ができている”と述べた。『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、現在は6,600万ドル(約97億6,922万円)以上のサラリーキャップスペースがあるとのこと。ペイトリオッツは2024年のNFLドラフト3位指名権も保持している。

今月末で59歳を迎えるハイスミスは過去2年間、母校マイアミ大学でフットボール運営部門のGMを務めていた。その際、ハイスミスはマイアミ・ハリケーンズのHCマリオ・クリストバルを補佐し、ロースター構築やリクルート管理、移籍ポータルなど人事全般を担当している。

ハイスミスは1980年代半ばにマイアミ大学が強豪校としての地位を確立していく中でプレーし、その後NFLのヒューストン・オイラーズ、ダラス・カウボーイズ、タンパベイ・バッカニアーズで7年間ランニングバック(RB)として活躍し、キャリア通算で1,195ヤード、タッチダウン7回をマークした。

ウルフとハイスミスはパッカーズで一緒に働いた経験があり、ハイスミスは2012年にNFLのスカウトとしてキャリアをスタートさせている。ハリケーンズに戻る前に、ハイスミスは2018年から2019年までブラウンズで、2020年から2022年までシーホークスで幹部を務めた。

【KO】