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ペイトリオッツLSジョー・カードナが第13回サルート・トゥ・サービス賞を受賞

2024年02月08日(木) 13:49


ニューイングランド・ペイトリオッツのジョー・カードナ【NFL】

NFLとその“Salute to Service(サルート・トゥ・サービス)”の公式パートナーであるUSAAは、ニューイングランド・ペイトリオッツのロングスナッパー(LS)ジョー・カードナをUSAA提供の2023年サルート・トゥ・サービス賞に選出した。この賞は、NFLファミリーのメンバーによる、軍隊コミュニティへの敬意と支援への並々ならぬ努力を称えるものだ。

カードナは現地2月8日(木)にラスベガスの『Resorts World Theatre(リゾート・ワールド・シアター)』で開催される『NFL Honors(NFLオナーズ)』で表彰される予定だ。特別な授賞式であるNFLオナーズは『CBS Television Network(CBSテレビネットワーク)』と『NFL Network(NFLネットワーク)』で全国放送され、『Paramount+(パラマウントプラス)』と『NFL+(NFLプラス)』でストリーミング放送される。米軍兵士、退役軍人とその家族に保険、銀行、その他の金融サービスを提供する大手企業であるUSAAは、カードナに敬意を表し、軍の各支部を代表する公式援助団体に25,000ドル(約37万円)を寄付すると発表。NFL財団はUSAAの寄付金25,000ドルと同額の寄付金を、カードナが選んだ軍関連の慈善団体に寄付する。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは、次のように述べた。

「ジョー・カードナはNFLのサルート・トゥ・サービス賞の象徴だ。ペイトリオッツのチームメイトにも献身的でありながら、現役の軍人として軍隊コミュニティに敬意を表し、力を与え、つながりを持とうとする彼の献身は、まさに彼を際立たせている。彼はアメリカンヒーローとは何かを体現している。NFLファミリー一同は、ジョーの祖国への貢献に敬意を表し、この重要な賞の受賞を祝福する」

USAA副社長兼スタッフ主任の退役少将ボブ・ホイットルは「ジョー・カードナ中尉は、海軍兵学校を卒業後、NFLでプレーする一方で祖国への奉仕活動を続けており、USAAが贈る今年のサルート・トゥ・サービス賞の受賞者に彼を指名できたことを光栄に思う」と述べ、こう続けた。

「USAAはカードナ中尉の祖国への継続的な奉仕と、仲間の軍人と退役軍人、その家族を称え支援する模範的な姿勢に敬意を表する」

カードナはアメリカの軍事コミュニティへの支援において、揺るぎない献身的精神を体現している。カードナの旅は米国海軍兵学校のフットボール選手として始まったが、その志はフィールドをはるかに超えていた。ペイトリオッツでのルーキーシーズン、カードナはロードアイランド州にある海軍兵学校準備学校のスタッフとして、海軍での2つ目のフルタイムの仕事と両立させ、並々ならぬ献身を発揮。カードナの努力と献身は2017年に少尉に昇格したことで認められ、その後、在韓米軍の朝鮮半島での継続的な取り組みをサポートする任務に就いた。2019年には、ジョーの献身は海軍中尉への昇進として結実する。現在、ジョーはロードアイランド州ニューポートに本部を置く海上警備第8部隊隊長として、アメリカ東海岸全域の500人の水兵の後方支援を監督している。

NFLでの9シーズンを通して、カードナは現役の軍人と退役軍人を称え、称えることを目的とした活動に一貫して取り組んできた。自然災害の影響を受けた軍人の家族を助けるために物品を寄付したり、ニューイングランド各地の基地で軍人の子供たちのために無料のフットボールクリニックを開いたりしている。カードナは最近、苦難に直面する軍人の家族に重要な支援を提供する非営利団体、『Military Family Advisory Network(軍人家族諮問ネットワーク)』の理事会に加わった。さらに、ジョーは、最もリスクの高い退役軍人をサポートすることを目指す組織である『New England Center and Home for Veterans(ニューイングランド・ベテランズ・センター兼ホーム)』と協力し、避難所、医療ケア、職業サービスなどを提供している。2018年、ジョー・カードナは“Patriots Ron Burton Community Service(ペイトリオッツ・ロン・バートン・コミュニティ・サービス)”賞に選ばれた。

カードナの支援は、退役軍人と落命した英雄の家族を力づけることに尽力する『Travis Manion Foundation(トラビス・マニオン財団)』のような組織や、アメリカ人とイスラエルの負傷兵を一堂に会させる『Brothers of Life(ブラザーズ・オブ・ライフ)』のようなイベントにまで及んでいる。現役軍人として、カードナはジレット・スタジアムで行われた10回以上の再入隊式や退役式を司会し、自ら制服を着て式典を進行したこともある。ジョー・カードナは、人生のあらゆる面において、フィールドの内外で有意義な変化をもたらすことの意味を体現し、奉仕、犠牲、そしてコミュニティの価値を体現している。

ジョー・カードナは「NFLのサルート・トゥ・サービス賞を受賞することは、とても名誉なことだ。俺の軍務を受け入れてくれたニューイングランド・ペイトリオッツの組織に感謝しているし、将来、兵役を希望する選手の模範となりたいと思っている」と語り、次のように続けた。

「NFLと軍隊のパートナーシップ、そしてその中で自分が果たせた役割に感謝している。フィールドでは、退役軍人の戦闘精神、そして今も一緒に働いている戦友たちの代表でありたい。俺は24年間海軍に奉仕した父、パトリック・カードナと、軍人の配偶者としての強さと無私の精神を体現する母、マーガレット・カードナの息子であることを誇りに思っている。アメリカ海軍の将校であり、NFLの選手であることを誇りに思う。表彰されてもされなくても、俺は自分の仕事を続けるつもりだ」

今年もファンが3人のファイナリストを選ぶのに協力しており、最終候補者はファン投票の総合結果、NFL内部委員会、USAAによって決定。ノミネートされた選手は、軍隊コミュニティへの貢献度、実施されたサービスの種類、サポートの徹底度、コミットメントの度合いなどが評価された。今年の他のファイナリストには、グリーンベイ・パッカーズのランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズとサンフランシスコ・49ersのタイトエンド(TE)ジョージ・キトルが選ばれていた。

米軍コミュニティ、NFL、USAAの代表者で構成される、今年のサルート・トゥ・サービス賞受賞者の決定に協力した審査員団には、空軍士官学校の卒業生で3回のスーパーボウルチャンピオンであるチャド・ヘニングス、海兵隊退役軍人で元NFLヘッドコーチのジム・モーラ(Sr.)、米国海兵隊退役軍人でNFLセキュリティ担当副社長のレニー・バンディ、USAAの副社長兼スタッフ主任の退役少将ロバート・ホイットル、元NFLヘッドコーチで2022年度サルート・トゥ・サービス賞受賞者のロン・リベラを含んでいる。

過去には下記の選手たちがサルート・トゥ・サービス賞を受賞している。

2022年:ロン・リベラ(ヘッドコーチ/HC)ワシントン・コマンダース
2021年:アンドリュー・ベック(フルバック/FB)デンバー・ブロンコス
2020年:スティーブ・キャノン(最高経営責任者/CEO)アトランタ・ファルコンズ
2019年:ドニー・エドワーズ(ラインバッカー/LB)元サンディエゴ・チャージャーズ
2018年:ベン・ガーランド(ガード/G)アトランタ・ファルコンズ
2017年:アンドレ・ロバーツ(ワイドレシーバー/WR)アトランタ・ファルコンズ
2016年:ダン・クイン(HC)アトランタ・ファルコンズ
2015年:ビンセント・ジャクソン(WR)タンパベイ・バッカニアーズ
2014年:ジャレッド・アレン(ディフェンシブエンド/DE)シカゴ・ベアーズ
2013年:ジョン・ハーボー(HC)ボルティモア・レイブンズ
2012年:チャールズ・ティルマン(コーナーバック/CB)シカゴ・ベアーズ
2011年:バド・アダムス(フランチャイズ創設者)テネシー・タイタンズ

【KO】