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RBバークリーへの2度目のフランチャイズタグ使用も検討しているとジャイアンツGMシェーン

2024年02月28日(水) 11:03

ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・シェーンGM【AP Photo/Darron Cummings】

現地27日(火)、ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンは2024年NFLスカウティングコンバインの場で、ジャイアンツがフリーエージェント(FA)になろうとしているランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを呼び戻すことを望んでいると明かした。それを実現するチャンスは、当初の見立てよりあるかもしれない。

シェーンGMは2024年のサラリーキャップが2億5,540万ドル(約384億2,199万円)になると知ったときに“うれしい驚き”を覚えたと話している。先週金曜日にキャップが公表される前、ジャイアンツは2億4,100万ドル(約362億5,568万円)から2億4,300万ドル(約365億5,656万円)の範囲になるのではないかと“控えめに”予想していたようだ。

キャップが大幅に増額されたことにより、バークリーがジャイアンツのプランに適しているかを判断する際の算出方法が変わる可能性はある。理論的に、ジャイアンツはバークリーをチームに呼び戻し、7シーズン目を共にするより多くの機会――そして、より多くの手段――を手に入れたからだ。

ジャイアンツは今週、バークリーの代理人を務めているエージェント企業『CAA』のメンバーと、両者がコンバインに参加している間に会うことになっている。

シェーンGMはバークリーについて「彼は、私たちが呼び戻したいと考えている選手だ」と強調した。

ジャイアンツは1年前、バークリーがフリーエージェントになる前にフランチャイズタグを使用。そして、シェーンGMは当時と同じようにバークリーにフランチャイズタグをつける可能性を否定していない。ジャイアンツにはフリーエージェントになろうとしている選手の中でもう1人、考慮に入れるべき存在がいる。それはセーフティ(S)ゼイビア・マッキニーだ。

「(バークリーに)フランチャイズタグ(を使用する可能性)が検討の対象から外れたとは言わない」とシェーンGMは強調している。

ジャイアンツのキャップスペースは現在、約3,060万ドル(約46億0,356万円)と予想されている。

今月27歳になったバークリーは、2023年シーズンに14試合で先発を務め、962ランヤード、タッチダウンラン6回、レシーブ41回で280ヤード、タッチダウンレシーブ4回を記録。この成績は、調子を取り戻して1,650スクリメージヤードを稼いだ2022年シーズンと比べると、やや後退している。成績が下がったこと、あるいはまた歳を重ねてパフォーマンスが落ちることは、バークリーの価値を下げることにつながるのだろうか。

「特に、この組織の中で、彼の価値が変わったとは言わない」と述べたシェーンGMは「彼はキャプテンだ。リーダーであり、ハードワーカーだ。私はセイクワンのことを尊敬しているし、彼は今でもプレーできると思う。私がセイクワンに感じている価値は本当に変わっていない」と続けている。

【RA】