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コマンダースがTEアーツと1年契約へ

2024年03月07日(木) 10:21

ザック・アーツ【AP Photo/Ross D. Franklin】

タイトエンド(TE)ザック・アーツがNFLで12年目のシーズンに向けて新しいホームを見つけた。

ベテランタイトエンドのアーツがワシントン・コマンダースと1年契約を結んだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話として現地6日(水)に報じている。ペリセロによると、契約金額は最大500万ドル(約7億4,657万円)になるという。

アーツはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区に戻ることになった。アーツはアリゾナ・カーディナルスに移籍する前に、キャリアの大半をライバルのフィラデルフィア・イーグルスで過ごしていたため、同地区をよく知っている。コマンダース攻撃陣のスタッフには、以前にカーディナルスのヘッドコーチ(HC)を務め、今はコマンダースの新攻撃コーディネーター(OC)となったクリフ・キングスベリーを含め、馴染み深い顔ぶれがそろっている。

キングスベリーはアーツの使い方を熟知している。2人がカーディナルスにいた期間中、2022年シーズン終了後にキングスベリーが解雇されるまでに、アーツは、ターゲット150回中レシーブ103回で980ヤード、タッチダウン7回をマークした。

アーツは昨年10月にカーディナルスのユニフォームで臨む最後の試合に出場したが、大腿四頭筋の負傷で故障者リザーブ(IR)となり、最終的には数カ月前に放出されて、アリゾナを離れた。2024年の初めに、アーツは好調だったデトロイト・ライオンズに加わり、チームの練習生となるも、ライオンズがNFCチャンピオンシップゲームでサンフランシスコ・49ersに敗れてポストシーズンを終えるまで、実際の試合に出場することはなかった。

クオーターバック(QB)のポジションにおいて明確なプランがなければ、コマンダースが2024年にカンファレンスタイトルゲームへの出場を夢見ることは難しいだろう。とは言え、自分を活かせる実績を持つキングスベリーOCの指揮の下、ベテランのアーツは活躍の場を得ることになるはずだ。

【KO】