契約延長について語るイーグルスOTメイラタ、「組織にはものすごく感謝している」
2024年04月07日(日) 13:03フィラデルフィア・イーグルスは近い将来に向けて、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツのブラインドサイドプロテクターを確保した。
イーグルスは先日、レフトタックル(LT)としてプレーするオフェンシブタックル(OT)ジョーダン・メイラタと3年6,600万ドル(約100億0,593万円)の契約の内容に合意。これにより、メイラタは2028年シーズン末まで契約が延長されることになった。
チーム公式サイトによると、メイラタは現地5日(金)に記者会見で「1つのクラブでプレーできるのは光栄なことだ」と話したという。「1つのチームでプレーする選手になりたいとずっと思ってきたし、それを実現できる選手はとても少ない。歴史、クラブ、そして自分たちが築き上げ続けようとしている文化の一部になるのは名誉なことだ。組織にはものすごく感謝している」
メイラタが歩んできた、オーストラリアからフィラデルフィアへの旅路は印象的なものだと言えよう。子どもの頃からラグビーをプレーしていたオーストラリア出身のメイラタは、プロフットボールの世界に転身し、NFLでプレーしている。NFLのインターナショナル・プレーヤー・パスウェイプログラムに参加したメイラタは、イーグルスに感銘を与え、2018年NFLドラフトの7巡目で指名を受けた。
しかし、メイラタは最初の2シーズンで背部のケガに悩まされていた。メイラタが最初に先発したのは2020年シーズンであり、そのシーズンには15試合に出場して10試合で先発を務めている。2021年にはフルタイムの先発に指名され、過去3シーズンで47試合に先発出場してきた。
現在27歳のメイラタは、ランゲームコーディネーター兼オフェンシブラインコーチのジェフ・スタウトランドを、自分のキャリアを支えてくれた存在だとして称賛している。
メイラタはスタウトランドについて「すべては今あのルームにいるコーチと、彼が築いた文化から始まる。底に沈むのも、頂点に上りつめるのも、スタウトコーチ次第だ」と語った。
メイラタのパフォーマンスはシーズンごとに向上している。新たに実現した3年の契約延長で、1シーズンあたり2,200万ドル(約33億3,531万円)を受け取る予定のメイラタは、レフトタックルの年俸で、ヒューストン・テキサンズのレアミー・タンシル、ニューヨーク・ジャイアンツのアンドリュー・トーマス、サンフランシスコ・49ersのトレント・ウイリアムスに次ぐ4位につけている。
今オフシーズンにジェイソン・ケルシーが引退したことを受け、2024年シーズンに向けてリーダーとしての役割を引き受ける準備をしているメイラタは、次のようにコメントした。
「内部から指揮を執る機会があれば、いつでも受け入れるつもりだ。ここに戻ってきて、自分たちが期待しているものを作り上げることを楽しみにしている」
【RA】