QBバロウついて「あんな才能のある選手とハドルを組んだことはない」とベンガルズTEゲシッキ
2024年04月10日(水) 14:25タイトエンド(TE)マイク・ゲシッキは6年間のキャリアでかなりの数のクオーターバック(QB)からパスを受けており、この2シーズンに関しては、5人のクオーターバックと共にプレーしてきた。
しかし、新たにシンシナティ・ベンガルズと契約したゲシッキは、すでにQBジョー・バロウについて他とは異なる部分を感じているようだ。今週、ゲシッキは「あんな才能のある選手とハドルを組んだことはない」と話している。
チーム公式サイトによると、ゲシッキは「彼は素晴らしい。連絡して、何度か会話をすることができた。彼はロッカールームのリーダーで、多くの選手から頼りにされている。俺も間違いなく彼を頼りにしている1人だ。チームメイトとしての彼の素晴らしさは聞いたことがある。話しやすくてユーモアのセンスもある」と語ったという。
バロウは今も2023年シーズンに見舞われた手首の靭帯断裂からの回復を目指しているところだ。そのため、バロウとゲシッキは一緒に練習を始めるまでもうしばらく待つ必要がある。
とはいえ、ひとたび彼らが共にフィールドに立てば、ベンガルズはゲシッキの加入をTEポジションにおける真の脅威を欠いていたオフェンスにとっての恩恵と見るだろう。
バロウが加入してからの4シーズンで、ベンガルズで500レシーブヤード以上を記録したタイトエンドはいない。昨季のユニットには一貫した1番手TEもおらず、352レシーブヤードを記録してTEポジションをけん引したタナー・ハドソンの先発数はわずか1試合だった。
TEコーチのジェームス・ケーシーはゲシッキを加えることで、すでに強力なパスゲームの新たな局面を切り開けると考えている。
ケーシーは「タイトエンドポジションに平均以上のパスキャッチャーがいると思えたら、柔軟に対応できる」とコメント。「彼にはレシーブの役割を担わせることもできる。マイクはそういうこともできるのだ」
「この5年間、私は彼がフィールドを駆け抜け、爆発的なプレーをするのを見てきた。クロッシングルートのようにフィールドを横切る。距離をとってキャッチを決められるだけのスピードとサイズも備えている。もちろん、彼はシームにも入っていけるし、レッドゾーンでのプレーも印象的だ」
2018年ドラフトでマイアミ・ドルフィンズから指名されたゲシッキは、キャリア最初の5年間をマイアミで過ごし、その間に31試合に先発出場。2シーズンで700レシーブヤード以上を記録したゲシッキは、2021年にキャリアハイとなる73回のレシーブをマークし、タイトエンドの中で5位となった。
2022年にゲシッキの生産性は低下し、キャッチ32回、362ヤードという成績でドルフィンズでの最終シーズンを終えている。次に加入したニューイングランド・ペイトリオッツでは、オフェンスがリーグ内で30位と低迷する中で、キャッチ29回、244ヤードという数字にとどまった。
ここ2年は調子を落としているものの、今度はバロウからパスを受けることもあって、現在28歳のゲシッキは以前のレベルに戻れると信じている。
「新しいチーム、新しいスタッフ、新しいクオーターバック。俺にとってはすべてが新しい」と強調したゲシッキはこう続けた。
「だから、そこに行って信頼を得ないと。自分に何ができるかを証明して、フットボールが始まったらより多くの機会を得ることが大切だ」
「まだ4月だ。先は長い」
ベンガルズはリーグの大半のチームと同様に、現地4月15日(月)からオフシーズンのワークアウトプログラムを開始する。
【RA】