イーグルスとWRブラウンが3年149億円の契約延長に合意
2024年04月26日(金) 11:26フィラデルフィア・イーグルスはもう悩まなくていい。ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは長期にわたってチームにとどまる。
現地25日(木)、ブラウンがイーグルスと3年9,600万ドル(約149億4,173万円)の契約延長に合意し、リーグで最高の年俸を誇るレシーバーになると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが2024年NFLドラフトを前にして報じた。ラポポートによると、この契約には8,400万ドル(約130億7,401万円)の保証金――レシーバーの契約として最高額――が含まれており、契約期間は2029年シーズン末までだという。
ブラウンは初めてイーグルスのユニフォームを身にまとってフィールドに立ったその瞬間から、必要不可欠な選手となっている。テネシー・タイタンズとのトレード――タイタンズの元ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルを怒らせ、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンの解雇につながった――で獲得されたブラウンは、完ぺきなタイミングでイーグルスに飛び込み、イーグルスでの最初のシーズンでスーパーボウル進出に貢献した。
ブラウンはイーグルスでの2シーズンで、タイタンズでの3年間でマークしたレシーブ数(185回)を上回る記録(194回)を残している。また、34試合に出場して2,952ヤード、タッチダウン18回をマークし、オールプロのセカンドチームとプロボウルに2年連続で選出された。しかし、ブラウンは2023年にイーグルスが調子を崩し始めたと同時に、目に見えて不満を募らせるようになった。シーズン終盤に崩壊したイーグルスは、スーパーワイルドカードウイークエンドでの悲惨な敗北をもってシーズンを終えている。
最終的に、イーグルスに不満を抱いているとのうわさを打ち消したブラウンは、2月下旬に出演した『94WIP Afternoon Show(94WIPアフタヌーン・ショー)』でこの問題に言及し、「ここにいたい。単純なことだ」と説明した。
それから約2カ月が経ち、ブラウンはその約束を守って契約延長を実現させている。これにより、イーグルスとの契約は当初の契約満了年(2027年)を大幅に超えて継続されることになった。クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツも契約下にあることから、このコンビはこれからの数年間もコンビを組むことになる。
【RA】