ジェッツが2024年ドラフト最後の指名でアラバマ大学のSジェイレン・キーを獲得
2024年04月28日(日) 13:132024年の“Mr. Irrelevant(ミスター・イレレバント)”は自分自身と多くの関連性を持つプログラムの出身者だ。
ニューヨーク・ジェッツがアラバマ大学のセーフティ(S)ジェイレン・キーを2024年NFLドラフトの最終順位、全体257位で指名した。
キーがアラバマ大学でプレーしていたのは1シーズンのみで、それ以前は4年にわたってアラバマ大学バーミンガム校(UAB)に所属していた。何の保証もないままアラバマ大学に移ったものの、そこで先発の座を勝ち取ったキーは、2023年に14試合中12試合で先発を務め、タックル60回、インターセプト1回、パスブレークアップ1回をマークしている。
キーのNFLへの道のりは、アラバマ州内のより大きな大学に飛び込むのに必要だった勇気によって切り開かれたが、そこに復活を必要とするプログラムが含まれていたのは当然のことだった。UABは2015年から2016年にかけて運営を停止した後、2017年に復帰した学校だ。キーはそこでの最終シーズンにあたる2022年シーズンに、3回のインターセプトを記録してチームトップタイに輝き、オールカンファレンスUSAチームの特別賞を受賞。出場資格を1年残した状態で、思い切ってアラバマ大学に移籍したキーは今、ドラフトで指名されるという形の報いを得ている。
今年のドラフトで最後に指名されたキーは、ニュージャージー州フローラムパークに向かう。キーはそこで、アシュティン・デイビスやベテランのチャック・クラーク、キャリア3年目のトニー・アダムスといった選手を擁するセーフティ陣の中でロースター入りを狙う予定だ。ジェッツはドラフトの5巡目でもディフェンシブバック(DB)を指名しており、キーはカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)でプレーしていたクワンテス・スティガーズと共にジェッツに加入する。
キーは近年、ロバート・サラーHC(ヘッドコーチ)の指揮下でチームのアイデンティティとして機能してきたディフェンスに加わることになった。キーにとってアラバマ大学での1年間の経験が、プロのレベルに適応し、最終的に53名のロースターに入るのに役立つかはまだ分からない。
【RA】