5年目オプションに前向きな姿勢を示すCBニューサム二世、「一生ブラウンズの一員でいたい」
2024年05月08日(水) 14:13クリーブランド・ブラウンズがコーナーバック(CB)グレッグ・ニューサム二世をトレードすることなく2024年NFLドラフトが終了したことで、ニューサムは自身の将来について新たな見方をしているようだ。
ブラウンズが2025年に向けてニューサムの5年目オプションを行使したことは必ずしも驚きではなかったものの、ドラフト前のトレードのうわさでは、ニューサムの名前が浮上していた。しかし、ドラフトが実施された週末に、ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーが“グレッグにはとても満足している”と話したことで、そのうわさは一掃されている。
ニューサムは“BrownsZone.com(ブラウンズゾーン・ドットコム)”のスコット・ペトラックに対して、ブラウンズでの当面の展望と長期的な見通しが明確になった自分は“幸せだ”と語った。
ニューサムは現地6日(月)にクリーブランド・ブラウンズ・スタジアムで開催された第3回ノースイースト・オハイオ・ガールズ・ハイスクール・フラッグフットボール・チャンピオンシップ・トーナメントの場でこう述べた。
「組織が俺を高く評価してくれているのは、とてもありがたい。その金額は俺の家族の将来をさらに変える助けになることは明らかだ。だから、彼らが俺がここにいてほしいと思ってくれて、俺もここにいたいと思っていることに、とても幸せでワクワクしている。本当に恵まれているよ」
財政面でまだ解決しなければならないことは多くあるものの、ニューサムは一生ブラウンズの一員でいたいと明かし、次のように続けた。
「契約延長についてはあまり話していない。正直なところ、俺は今年できる限り上位を目指すことだけに集中しているし、その後どうなるかはその時になってみないとわからない。でも、前にも言ったように、俺は一生クリーブランド・ブラウンズの一員でいたいと思っている」
2021年NFLドラフトの全体26位で指名されたニューサムは、2025年には約1,338万ドル(約20億7,595万円)のケガ保証つきの年俸を受け取る予定だ。ブラウンズはプロボウルに3回選出されているCBデンゼル・ウォードと大型契約を結んでいるとともに、昨シーズンにはかつてドラフト3巡目で指名されたマーティン・エマーソンが新人契約下で優れた活躍を見せた。こうした状況にもかかわらず、ニューサムは長期契約を勝ち取ることに自信を示している。
これまでの3シーズンで中心選手として定着してきたニューサムは、キャリア通算41試合中39試合(昨シーズンは14試合中13試合)に先発出場しており、その中でインターセプト2回、うち1回はリターンタッチダウンを決める活躍を見せている。2023年にはキャリア最高となるパスディフェンス14回、タックル49回、ロスタックル4回をマーク。昨シーズンのブラウンズが1試合あたりで許したのは164.7ヤードであり、NFLトップクラスのパスディフェンスを誇っていた。
【KO】