ヒューストン・テキサンズとインディアナポリス・コルツのライバル関係が、シーズン第1週に組まれた対戦を前にして大きな注目を集めている。

今オフシーズン、コルツのアウトサイドラインバッカー（OLB）ザイール・フランクリンとラインバッカー（LB）E.J.スピードが、テキサンズとそのクオーターバック（QB）C.J.ストラウドに敵対的な発言をした。フランクリンが「俺はヤツともう一度、対戦する必要がある」と言う傍ら、スピードはストラウドを尊敬しているものの、「C.J.の残りのキャリアを台無しにするつもりだ」と話している。

ストラウドは今週に配信されたポッドキャスト『Million Dollaz Worth of Game（ミリオン・ダラズ・ワース・オブ・ゲーム）』でコルツの選手たちの発言について質問を受けている。

『The Houston Chronicle（ザ・ヒューストン・クロニクル）』によると、ストラウドは「こういうポッドキャストには“ああそうだ、C.J.の顔面を殴って、来年はヤツをやっつけるんだ”って言う人がたくさん出ている」と話したという。

「俺の地元では“なんで頭に来たときに何もしなかったんだ”って言うんだ。頭に来たなら何かやれよって。ものすごいプレーができたはずだろ。プレーできたはずなんだよ。あそこで俺を黙らせることもできたはずなのに、そうしなかった。だから、どうやったらこれからそうするっていう考えになるんだ？　もしそうするなら、俺は戻ってくるぜ。マジで。遊びじゃないぞ。かかってこいよ」

ストラウドはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区のライバルとの堂々巡りのやり取りを受け入れている。

「興奮している」とコメントしたストラウドは「あっちの本拠地で対戦するんだ。すごく盛り上がるだろうな。インディにはすでに嫌われているけど、大歓迎だ」と続けた。

ストラウドはフランクリンやスピード、その他のコルツの選手を尊敬していることを明らかにしながらも、引き下がるつもりはないようだ。

今オフシーズンのフランクリンの発言について質問されたストラウドは「あいつらは挑んできているけど、実態なんてない。気にしないね」と返答。

「何のことを話しているんだ？　つき合ってやる。かかってこいよ。俺もそうするから。リスペクトはしている。報酬を得ているんだからな。おめでとう。あんたたちのためにもうれしいよ。このリーグで黒人が稼ぐのを見たいと思っているんだ。それが誰であってもな。あんたはその報酬にふさわしい。彼は良い選手だし、分かっているはず。俺は気に入っているんだ。2人ともやり合う覚悟があるっていうのをな」

テキサンズとコルツはシーズン第1週にインディアナポリスで相まみえる予定だ。

【RA】