チーフスDTジョーンズ、「トレーニングキャンプを休ませてくれないか」とリードHCに相談
2024年06月30日(日) 02:06カンザスシティ・チーフスのディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズは昨年、新しい契約を求めてトレーニングキャンプの練習に一度も参加しなかった。
今回は新たな契約を求めているわけではないものの、ジョーンズはキャンプ中に少し休みを取りたいと考えているようだ。
30歳が近いながらもエネルギッシュなジョーンズは2年連続でオールプロに選ばれており、夏の暑い時期に取り組む軽い練習が有益であることは理解している。ジョーンズは最近、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードにもその旨を伝えたといい、どうなるか見守っているという。
ジョーンズは現地26日(水)、自らが開いたユースフットボールキャンプで『Kansas City Star(カンザスシティ・スター)』紙のジェシー・ニューウェルに「アンディにはすでに、“トレーニングキャンプを休ませてくれないか。少し年長になってきたしさ”と伝えた。感じるんだ。キャンプの日が近づくと体で感じる。2日休んで1日だけ参加するみたいにして、うまくやれるんじゃないかと思う」と語った。
ジョーンズによると、今はまだビッグレッド(リードHCの愛称)の最終的な回答を待っているとのこと。
7月3日に30歳になるジョーンズは「彼はただ俺を見つめただけだった。だから、話し合いはまだ続いているんだ」とつけ加えている。
ジョーンズは昨年、新しい契約の締結を求めてトレーニングキャンプに参加せず、チーフスのシーズン第1週——デトロイト・ライオンズに敗れた試合——も欠場。応急処置的に、9月にはジョーンズとチーフスが1年契約に合意している。ジョーンズは5年連続のプロボウル選出を果たしたシーズンを送る中で、サック10.5回、クオーターバック(QB)ヒット29回をマークし、チーフスのスーパーボウル制覇に向けて幾度となく重要な局面で好パフォーマンスを発揮した。3度目のスーパーボウル制覇を祝うと同時に、ジョーンズは5年1億5,800万ドル(約254億1,864万円)という念願の大型契約を結び、年俸総額でも平均年俸でもリーグ最高額のインテリアディフェンシブラインマンとなった。
ポストシーズンごとに重要なプレーを決めてきたことを考えると、長年にわたってチーフスディフェンスの顔であり続けるジョーンズは、NFLで最高の守備選手だと主張できるだろう。
そのため、夏に少し体を休めることは悪くないかもしれない。少なくとも、2023年シーズンの結末には問題なかった。
「1日練習して1日休むとか、1日練習して半日休むとか、そういうのができればいいと思う」と話すジョーンズ。
これまでの交渉や、過去・今後の練習欠席にかかわらず、ジョーンズは自身のアプローチが常に変わらないことを強調している。ジョーンズは可能な限り最高のコンディションを整え、チーフスを最高の状態にして優勝することを目指しているのだ。
ジョーンズは「考え方はいつも同じだ。最高のコンディションを保って、コミュニティと交流する。それと同時に自分を磨いたり、週に一度はいいことをしたりするんだ。(いろいろな契約状況を経験してきても)毎年、毎年、俺の考え方は変わっていないと思う。ただ、ちょっと知恵がついた。あと白髪が増えたかな。これからもこの感じで続けていくつもりだ」とコメントした。
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