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キャム・ニュートン、レイブンズQBジャクソンは“NFL史上最高のデュアルスレット”

2024年07月06日(土) 11:50


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Nick Wass】

全盛期のキャム・ニュートンはタッチダウンマシンだった。かつてカロライナ・パンサーズとニューイングランド・ペイトリオッツでプレーしたニュートンは11年間のキャリアでクオーターバックとして最多のランタッチダウン75回の記録を樹立している。その記録に20回以内に迫っている選手は誰もいない。

腕と脚の両方を駆使してプレーできるにもかかわらず、ニュートンは自身がNFL史上最高のデュアルスレット(編集部注:ランでもパスでも活躍するクオーターバック)だとは考えていない。

先日、ポッドキャスト『4th and 1 Show(フォース・アンド・ワン・ショー)』で、自分を史上最高のデュアルスレットだと思うかと尋ねられたニュートンは「いや、(ボルティモア・レイブンズの)ラマー・ジャクソンだ」と答えた。

その違いとして、スピードを駆使したジャクソンのビッグプレーを生み出す能力を挙げ、さらにマイケル・ヴィックを自分とは違うカテゴリーに分類したニュートンは次のように語っている。

「ラマーのスタイルは俺とは違う。彼はどんなプレーでもビッグプレーにできる。彼には俺になかったスピードがある。彼はまさにレジェンドだ。俺はもっとパワフルなプレースタイルだった。俺は走れるけれど、たぶん捕まるね。ヴィックやラマーは捕まらないよ」

クオーターバックによる歴代トップのランヤード記録は現在、6,109ヤードでヴィックが保持している。2位はニュートンの5,631ヤード、3位はラッセル・ウィルソンの5,307ヤード、4位はジャクソンの5,258ヤードだ。ジャクソンがキャリア平均のシーズン876ヤードを達成すれば、2024年にはヴィックを追い抜くことになる。大ケガでもしない限り、ジャクソンは今後の数シーズン以内にこの記録を保持することになるだろう。

その一方、ジャクソンの記録しているタッチダウンラン29回の数字はニュートンの記録に迫るにはまだまだ長い道のりがある。

【KO】