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2年目を迎えるRBビグスビーは「オフェンスでの自分の役割を理解している」とジャガーズRBコーチ

2024年07月09日(火) 12:44


ジャクソンビル・ジャガーズのタンク・ビグスビー【NFL】

ジャクソンビル・ジャガーズは昨年、ランニングバック(RB)トラビス・イーティーエンの負担を減らすためにドラフト3巡目でタンク・ビグスビーを指名した。しかし、その目論見は外れ、ビグスビーはキャリー50回、132ヤード、タッチダウン2回を記録するにとどまっている。

ジャガーズのRBコーチであるジェリー・マックは、2年目を迎えるビグスビーを劇的な改善が見込める選手だと見なしている。

『Florida Times-Union(フロリダ・タイムズ・ユニオン)』紙によると、マックはこのオフシーズンに「彼は去年、一歩引いてこのリーグがどんなものかを見極める機会があった。これまでのオフシーズンを通じて、毎日、取り組んでいるその姿だけをとっても、彼は素晴らしい」と述べたという。

昨シーズン終了時には、ビグスビーは実質的にローテーションから外れていた。ジャガーズの最後の6試合のうち3試合ではキャリーがなく、シーズン第17週にカロライナ・パンサーズ戦で完封勝利を収めた際に、シーズン全体のうち20%(10回)にあたるキャリーを記録している。

オフシーズンをフル活用したことで、ビグスビーはより自信に満ちた選手に成長したとマックは考えており、次のように語った。

「まずは自信が大事だと思う。昨年の苦戦のせいで、彼は自信を失っていただろう。このオフシーズンには活力を取り戻したような態度で臨んできたし、心構えも全然違う。彼は素晴らしい選手になりたいと思っている。成功したいという意志を持っている」

マックによれば、ビグスビーは自信が増しただけでなく、オフェンス全体にうまく溶け込んでいるという。

「とにかく集中しなおすだけだ。去年はナショナル・フットボール・リーグに来たばかりで、すべてがものすごく早く感じられたと思う。今では、彼にとって物事が少しずつゆっくりと感じられるはずだ。彼はこのオフェンスでの自分の役割を理解している。オフェンスの細部についても、よく理解するようになってきた」

昨シーズン、イーティーエンがキャリー267回をマークした一方、ジャガーズの他のランニングバックはキャリー50回を越えなかった。ジャガーズのラン攻撃は長期にわたって勢いを失っていたのだ。

今季のジャガーズはブロックを改善し、ラン攻撃への取り組みを強化することで、ラン攻撃の安定性を高めることを目指している。ビグスビーがイーティーエンに代わって、その負担の一部を肩代わりする能力があることを証明できれば、ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンがラン攻撃を継続するのが格段に容易になるだろう。

【KO】