スコッツデール警察によると、カロライナ・パンサーズの元選手人事担当副社長であるエイドリアン・ウィルソンが現地6月1日にアリゾナ州で、家庭内暴力に関連する3つの容疑で逮捕されたという。

警察は現地7月9日（火）に発表した声明で、ウィルソンが暴行、器物損壊、治安紊乱（びんらん）行為で起訴されたと明かしている。それらはいずれも軽罪にあたる。

パンサーズは『NFL.com』に対し、ウィルソンをすでに解雇していると正式に発表。

『Tepper Sports & Entertainment（テッパー・スポーツ＆エンターテインメント）』の広報担当者は日曜日に発表した声明で「エイドリアン・ウィルソンがカロライナ・パンサーズの選手人事担当副社長の職を継続することはない。従業員の問題に関する組織の方針に従い、これ以上のコメントは差し控える」としている。

パンサーズは2023年シーズンを迎えるにあたり、ウィルソンを採用。それ以前の8年間をアリゾナ・カーディナルスのスカウト部門で過ごしていたウィルソンは、プロスカウト担当副社長など、さまざまな役職に就いていた。2022年シーズンにはスティーブ・カイムが無期限の休職に入ったことを受けて、カーディナルスの共同暫定ジェネラルマネジャー（GM）を務めている。

選手時代をカーディナルスで過ごしていたウィルソンは、そこでの12シーズンでプロボウルに5回選出された。また、2015年にはカーディナルスのリング・オブ・オナーに迎えられている。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

【RA】