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ジャイアンツHCダボール、40ヤード走で7.0秒を出せると『ハードノックス』で断言

2024年07月10日(水) 15:27


ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボール【AP Photo/Jed Jacobsohn】

NFLのフィールドではスピードが肝心だ。

サイドラインではどうだろうか? 『Hard Knocks: Offseason with the New York Giants(ハードノックス:オフシーズン・ウィズ・ザ・ニューヨーク・ジャイアンツ)』の第2話の予告編で見られるように、ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールはそこで自分の力を発揮できると考えているようだ。

実際、ダボールHCは2024年NFLスカウティングコンバインでワイドレシーバー(WR)たちが40ヤード走に取り組んでいる際に、ジャイアンツのフロントオフィスのメンバーに対して「私は40ヤードを7.0秒で走ると保証するよ」と話している。

この発言には“ありえない”という声が上がったが、ダボールHCはゴールラインでチキンウイングがのった大皿が待ち受けていたら達成できるはずだと強調した。

ちょうどそのとき、最終的にシカゴ・ベアーズに全体9位で指名されたWRローム・オドゥンゼが非公式の40ヤード走のタイムとして4.47秒を記録(結果的にオドゥンゼは公式タイムを4.45秒としている)。ダボールHCにとってはあまりにも不穏当な比較対象が生まれた。

ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンはそれをいいことに「つまり、彼との差を3秒以内にできると思っているわけ?」と質問を投げかけた。

それに対し、ダボールHCはちょっとした沈黙――ダボールHCが仮想のダッシュを完走するにはまったく足りないが、確かに存在した沈黙――を経て、再び「イエス」と強調している。

「ブライアン・ダボールが40ヤード走を7.0秒で走れると断言😅」

「#HardKnocks Offseason with the @Giantsの最新エピソードは明日のアメリカ東部時間午後9時から@StreamOnMaxで公開される。#Giants100」

このやりとりは、ドリルとテストが行われる4日間を含む、1週間にわたる過酷なイベント中に期待される、ひとときの平穏をもたらした。

しかし、2023年シーズンに低迷したジャイアンツにとって、今オフシーズンは非常に重要であり、運命を左右するものになっている。ジャイアンツが優勝争いに戻れるかどうかは、ドラフトとチーム内の選手の育成にかかっているからだ。

ジャイアンツは評価プロセスを進めた結果、ダボールHCではまったく歯が立たないほどのスピードを持った選手を数名、獲得している。

ドラフト2巡目で指名されたセーフティ(S)タイラー・ヌビンと5巡目で指名されたランニングバック(RB)タイロン・トレーシーJr.はともにコンバインで4.48秒を記録。ドラフト全体6位指名を受けたWRマリク・ネイバースはルイジアナ州立大学(LSU)のプロデーで4.35秒をマークしている。それは、ホームで計測したことを加味しても、見事なタイムだと言えよう。

ドラフトで指名された選手をはじめとする新人選手たちは、7月16日(火)にトレーニングキャンプに集合し、それ以外の選手たちは7月23日(火)に合流する予定だ。

ダボールHCに関しては、オフシーズンプログラムを通じて、例年よりもはるかにすらっとした見た目になっている。

ひょっとすると、ダボールHCはキャンプ序盤の練習で自分の主張を実証する準備をしているのかもしれないし、あるいはリッチ・アイゼンが毎年主催しているチャリティイベント“Run Rich Run(ラン・リッチ・ラン)”に参加する準備をしているのかもしれない。

【RA】