「期待は決して変わらない。毎年、スーパーボウルだ」と話すジャガーズLBロイド
2024年07月10日(水) 15:55新しいNFLシーズンが始まると、すべてのチームはまっさらな状態となり、前シーズンに悩まされた問題を一掃すると同時に、ロンバルディトロフィーを掲げるチャンスとともに新たなスタートを切る機会が与えられる。
どのチームにも共通する究極の目標、それはスーパーボウル制覇だ。
ジャクソンビル・ジャガーズはシーズン終盤に崩壊して9勝8敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を逃し、ポストシーズンに進出できなかった2023年シーズンを忘れ去ろうとしている。
現地8日(月)、キャリア3年目を迎えるラインバッカー(LB)デビン・ロイドは自身が主催したフットボールキャンプの場で、昨シーズンの悲惨な結末によってチームの目標が変わることはないと語った。
『WJXT4』のジャマール・セント・サーによると、ロイドは「期待は決して変わらない。毎年、スーパーボウルだ」と話したという。
「去年は8勝3敗で始まったのに、1勝5敗で終えたっていう話を誰もがしていたと思う。それはずっと自分たちの頭の片隅に残り続けるだろうけど、俺たちは高い期待しか抱いていない。同じことを繰り返して違う結果を期待するという考え方には従わないという点で、ちょっとだけ違う形で取り組んできた。だから、今年は違う結果が期待できるだろう。ちょっと方法を変えて良い方向に進んできた。本当にワクワクしている。必要なピースが全部そろっているし、OTA(チーム合同練習)も良い感じだった。トレーニングキャンプでは自分たちがどんなチームなのかが分かるはずだし、みんなと競い合って、とことん楽しみながら成長していくのを楽しみにしている」
ジャガーズは今オフシーズンに、守備コーディネーター(DC)をマイク・コールドウェルからライアン・ニールセンに交代させた。それは、ディフェンスが2024年により安定することを期待してもたらされた大きな変化だ。ロイドは昨シーズンにタックル127回をマーク。チームがキャンプ中にバックエンドを整える中で、ロイドはLBジョシュ・アレンやディフェンシブエンド(DE)アリク・アームステッド、LBトラヴォン・ウォーカーと共にディフェンスの要となるだろう。
オフェンスに関しては、ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーが退団したものの、ゲイブ・デービスや、ドラフト1巡目指名を受けたブライアン・トーマスJr.が加入している。センター(C)ミッチ・モースと契約することでオフェンシブラインを強化したジャガーズは、昨年のドラフトで1巡目指名したライトタックル(RT)アントン・ハリソンが大きな飛躍を遂げることも期待している。また、ジャガーズはクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスに巨額の契約を与えることで、ローレンスの将来に関するあらゆる憶測を打ち消した。
才能のある選手がそろっていることから、トレーニングキャンプを迎えるにあたり、2年連続で9勝8敗という結果を残してきたジャガーズがヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンの就任3年目のシーズンに一歩前進し、ロイドが言及しているスーパーボウル制覇を目指せると楽観視する見方は存在している。
【RA】