タイタンズが元シーホークスSアダムスと1年契約で合意
2024年07月12日(金) 12:08セーフティ(S)ジャマール・アダムスがキャリアを継続する場所を見つけた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、かつてシアトル・シーホークスに所属していたアダムスが、テネシー・タイタンズと1年契約で合意したという。元ドラフト1巡目指名のアダムスにとって、この契約は実力を証明するためのものという意味合いが大きいだろう。
その後、タイタンズはこの契約について正式に発表している。
少なくともここ最近、アダムスはあまり活躍していない。過去2シーズンで合計わずか10試合の出場にとどまっており、2021年シーズンに12試合出場、タックル87回、パスディフェンス5回、ロスタックル4回、インターセプト2回を記録して以来、有意義な違いをもたらしていないのだ。
シーホークスは2020年にニューヨーク・ジェッツとのトレードで、複数のドラフト1巡目指名権と引き換えにアダムスを獲得したが、今年10月に29歳になるアダムスを引きとめる意向がないことが次第に明らかになっていた。その代わりに、アダムスは他のチームに移籍している。
3月初めから始まった長いフリーエージェント(FA)期間を経て、アダムスはナッシュビルに居場所を見つけ、タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)であり、1980年代半ばから後半にかけてアダムスの父親とNFLで一緒にプレーしていたモーリス・カーソンの息子であるラン・カーソンが提示した契約にサインした。
少なくとも一見する限りは驚くほど魅力的なタイタンズのディフェンスに、アダムスはうまくはまる。ディフェンシブタックル(DT)ジェフェリー・シモンズや、Sラジャリウス・スニードといった有名な選手が目立つが、カーソンGMの最近の仕事ぶりも随所に見られており、オフシーズンにはコーナーバック(CB)チドビ・アウーゼー、ラインバッカー(LB)ケネス・マレー、LBアーデン・キーが加入した一方、4月にはドラフト2巡目でテキサス大学出身の巨漢DTトゥボンドレ・スウェットを指名して、グループに迎えている。
タイタンズはまるで傭兵を迎え入れるチームのようにも見えるが、昨シーズンの状況を考えると、方向性が定まらないロースターにベテラン勢を迎えるのは今しかない。アダムスが健康な状態を保てば、きっと大いに貢献してくれるはずだ。
【KO】