1,000ヤード越えは「最低ラインであって上限じゃない」とカーディナルスRBコナー
2024年07月13日(土) 10:55アリゾナ・カーディナルスのランニングバック(RB)ジェームズ・コナーが1,000ヤード超えを達成するまでには7シーズンを要した。29歳のコナーはキャリアの残りの期間で、この基準値を上回り続けることを目指している。
『ESPN』のジョシュ・ワインファスによると、コナーは「それが最低ラインだ。これからのキャリアで、それが最も低い数字にしたい」と語り、こうつけ加えたという。
「確かにまだまだ努力しなきゃならないけれど、それは最低ラインであって上限じゃない」
コナーは2023年シーズン中盤にMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫、故障者リザーブ(IR)入りしたことで4試合を欠場したものの、キャリー208回で1,040ヤード、タッチダウン7回をマークしている。キャリア最高のキャリー平均5.0ヤードを記録したコナーは200回以上をキャリーしたランニングバックの中で3位に食い込んだ。
コナーはキャリア7年目で1,000ヤード越えを達成したことについて、「軽く見てはいないよ。試合に出られること自体が特別だし、その中で得た栄誉も少しは認める。努力が報われたと思う」とコメント。
コナーが健康なとき、カーディナルスオフェンスはまったく別の強さを見せていた。コナーは攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングのスキームにぴったりはまることを証明している。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、2023年シーズンに接触後平均3.93ヤードというコナーの成績はNFLでトップだったとのこと。コナーは60回のタックルミスを強いており、これはトラビス・イーティーエンの64回に次ぐ2位タイの数字で、イーティーエンはコナーよりランアテンプトが59回多い。また、コナーが記録した15ヤード以上のランは13回で、全ランニングバック中6位にランクインしている。
コナーは2024年に1,000ランヤードを越えるだけでなく、昨シーズンにキャッチ27回で165ヤード、タッチダウン2回にとどまったパスゲームにももっと参加するつもりだと話している。
「パスゲームでも活躍できる自信がある。だから、俺たちは取り組んでいる。だから、OTA(チーム合同練習)期間中にここで練習して、トレーニングキャンプからシーズン開始へとつなげていくんだ。挑戦を受け入れたって感じさ」
カーディナルスはドラフト3巡目に爆発力があり、パス攻撃に貢献できるランニングバックのトレイ・ベンソンを指名。ベンソンが2024年シーズンにコナーのレップス数をどれだけ減らすことになるのか、キャンプやプレシーズンを通じてより明らかになるだろう。
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