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ブロンコスから放出されたことは“自分にとってプラスの刺激になっている”とSシモンズ

2024年07月13日(土) 18:32


ジャスティン・シモンズ【Aaron M. Sprecher via AP】

セーフティ(S)ジャスティン・シモンズはデンバー・ブロンコスで8シーズン過ごし、過小評価されたドラフト3巡目指名選手からプロボウルに選出されるスター選手へと成長した。今オフシーズンにブロンコスから放出された後も、シモンズは成長し続けている。

現地11日(木)に自身が主催した第1回ゴルフクラシックで、シモンズは放出されたことで視野が広がったと明かした。

『Denver7 News(デンバー7・ニュース)』のブラッドリー・キングによると、シモンズは「もちろん、今すぐにでも自分がどこに行くのか、何を学べばいいのか、誰のためにプレーするのか、対戦相手が誰になるのか、そういうことが分かれば最高なんだけれどね。でも結局、これが自分にとってプラスの刺激になっていると思う」と話し、次のように続けたという。「繰り返し同じことをするようなルーティンにとらわれると、自己満足に陥ってしまい、小さな成長しか感じられなくなるかもしれない。でも、今の俺にとってはすべてが新しい。自分から質問する必要があるし、責任を持って、そういう経験をしたことがある人たちから学ばなきゃならない。3年目の選手であろうと10年目の選手であろうと、彼らから洞察力や知恵を吸収することが大切なんだ。それが俺の成長に大きく役立つと思うよ」

「おかげで、もっとゆとりを持つことができるようになった。これまではOTA(チーム合同練習)やキャンプに向けた準備でなかなか時間が取れなかったけれど、今は家族ともっと一緒にいられるようになったんだ」

シモンズはブロンコスで8シーズンを過ごした中で、オールプロのセカンドチームに4回選ばれるとともに、プロボウルにも2回選出されており、そのうち1回の選出は昨シーズンだった。ブロンコスはコスト削減の一環としてシモンズを放出し、1,825万ドル(約28億8,067万円)の節約を実現している。

トレーニングキャンプが近づく中、ベテランのシモンズはほかの何人かのフリーエージェント(FA)——セーフティのエディ・ジャクソンやクアンドレ・ディッグスなど——とともに市場に取り残されたままだ。

30歳のシモンズはどのチームにも所属していない現在の状況を気にすることなく、自分の番号が呼ばれたときのために準備を整えることに集中しており、こう語っている。

「誰にも分からないさ。明日契約するかもしれないし、キャンプが始まって2週間後に契約するかもしれない。シーズン初戦に契約する可能性だってある。こういうことはどうなるか分からないものだよ。そういうのは自分でコントロールできないから、ペースを落として、コントロールを手放すことにしたんだ」

【KO】