かつての能力が健在であることを証明すると意気込むタイタンズSアダムス
2024年07月14日(日) 13:56テネシー・タイタンズに加入したセーフティ(S)ジャマール・アダムスには証明すべきことが多くある。
2017年ドラフトの全体6位でニューヨーク・ジェッツに指名され、NFLの舞台で一気に注目を集めたアダムスは、3シーズン目を終える頃にはプロボウルに2回、オールプロのファーストチームに1回選出されていた。
しかし、ジェッツと長きにわたって契約面で対立していたアダムスは、2020年シーズンを前にしてシアトル・シーホークスにトレードされている。そして、太平洋岸北西部に移ってからは期待に応えることができなくなった。
シーホークスでの4シーズンを通してケガに悩まされていたアダムスは、いずれのシーズンも12試合以下の出場にとどまっている。また、2022年シーズン序盤に大腿四頭筋を断裂した影響もあり、直近の2シーズンは合わせて10試合しか出場できていない。
現地11日(木)にタイタンズと1年契約を締結したアダムスは最近、他人ではなく自分自身に対して、かつての姿を失っていないことを証明することが最優先だと語っている。
アダムスは契約後、タイタンズの公式ポッドキャストで「俺は長い間ずっと、自分に不満を抱いている」とコメント。「俺にとって大事なのは、誰かが間違っていることを証明することよりも、自分自身が正しいことを証明することだ。今もあの頃のままで、まだまだプレーできるっていうことを自分自身に証明するために戻ろうとしている。誰かが俺を信じるか信じないかは関係なくて、俺自身が自分を信じていることが大事なんだ」
アダムスはテネシーで、自分たちの実力を疑う者たちが間違っていることを証明しようとしているチームに出会った。昨シーズンを6勝11敗で終えたタイタンズは、3年連続でプレーオフに進出していたところから、2年連続の負け越しを経験している。そして、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは解任され、シンシナティ・ベンガルズで攻撃コーディネーター(OC)を務めていたブライアン・キャラハンが後任となった。
タイタンズのベテラン選手たちは7月23日(火)にトレーニングキャンプに集合する予定だ。
【RA】