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フランチャイズタグ指定のベンガルズWRヒギンズ、期限までに長期契約が成立せず

2024年07月15日(月) 08:40


シンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズ【AP Photo/Jay LaPrete】

シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズは2025年にフリーエージェント(FA)になるようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地14日(日)に情報筋の話をもとに伝えたところによると、ベンガルズとフランチャイズタグ指定されているヒギンズが15日(月)の期限までに長期契約を結ぶことはないという。

ヒギンズは予想通り、2024年にタグ指定された状態でプレーするとラポポートはつけ加えた。

ヒギンズは6月17日にフランチャイズタグに正式にサイン。これは、ヒギンズによるトレード要請や、オフシーズンプログラムへの欠席など、オフシーズンに見られていた行き詰まりを一時的に解消する措置だった。

2020年ドラフトの2巡目でベンガルズから指名を受けたヒギンズは、健康であればクオーターバック(QB)ジョー・バロウの武器として活躍しており、特にポストシーズンでの活躍には定評がある。

大柄のヒギンズは4シーズンを通してレシーブ257回、3,684ヤード(レシーブ平均14.4ヤード)、タッチダウン24回を記録しているが、シーズン第11週にバロウを失う不運に見舞われた2023年シーズンの成績はキャリアで最も精彩を欠いていた。昨季はヒギンズ自身もケガで5試合を欠場しており、レシーブ数(42回)、レシーブヤード(656ヤード)、タッチダウン数(5回)はいずれもキャリアで最低の数字となっている。

ヒギンズは1年契約で約2,180万ドル(約34億5,290万円)を受け取る予定だが、次のオフシーズンには長期契約を結んで安定を手に入れる運命にあると言えよう。唯一の疑問は、その契約を結ぶのがベンガルズかどうかだ。

【RA】