コマンダースが元パンサーズGMスコット・フィッタラーを人事担当役員として採用
2024年07月16日(火) 09:38半年間の失業期間を経て、スコット・フィッタラーがNFLに戻ってきた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えたところによると、かつてカロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めていたフィッタラーが人事担当役員としてワシントン・コマンダースに加わるという。フィッタラーはコマンダースでフロントオフィスとスカウト部門をサポートすることになるとペリセロはつけ加えた。
ニューヨーク・ジャイアンツのエリアスカウトとしてNFLのフロントオフィスでのキャリアをスタートさせたフィッタラーは、20年にわたって所属したシアトル・シーホークスで選手人事担当者として着実に昇進し、2021年にパンサーズのジェネラルマネジャーに就任。しかし、フロントオフィスのトップにつくという初めての経験は計画通りにはいかず、パンサーズはフィッタラーの在任中に大苦戦を強いられ、2021年から2023年にかけての戦績は14勝37敗にとどまっている。フィッタラーは1年足らずの間にマット・ルールとフランク・ライクという2人のヘッドコーチ(HC)を解雇した。
フィッタラーが行った最後のドラフト指名は、シャーロットでは依然として重要な意味を持っており、散々なルーキーシーズンを過ごしたアラバマ大学出身のクオーターバック(QB)ブライス・ヤングは、自身のキャリアを軌道に乗せることを目指している。
一方のフィッタラーは偶然にも、かつてパンサーズのヘッドコーチを務めていたロン・リベラの足跡をたどる形でワシントンに向かう。フィッタラーの着任前にパンサーズから解雇されたリベラは、2020年にコマンダースのヘッドコーチに就任した。パンサーズのGMだったフィッタラーは、オーナーのジョシュ・ハリスの下でコマンダースの新時代をけん引しようとしている新GMアダム・ピータースとともに仕事に取り組むことになる。
【RA】