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ACLのリハビリは“かなり順調”で“大きな妨げはない”とジャイアンツQBジョーンズ

2024年07月17日(水) 13:06


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【Peter McMahon/Miami Dolphins via AP】

ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズは、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの復帰を目指しつつ、自身の将来を懸けた重要なシーズンに臨む。

ジャイアンツのベテラン選手たちが1週間後に——ルーキーたちは現地16日(火)に——トレーニングキャンプに集合する際、注目の的となるのはジョーンズだろう。ジョーンズは昨シーズンに苦戦を強いられており、高額の契約を交わしながらも11月5日にACLを断裂し、シーズンを完全に棒に振ってしまった。

ジャイアンツはオフシーズンの大半で、ジョーンズの回復具合を慎重に確かめており、チーム全体での練習にはジョーンズを参加させていない。その間を通して、ジャイアンツはトレーニングキャンプが始まる頃にはジョーンズが完全に復帰できると主張していた。

フィル・シムズとマット・シムズ父子が司会を務める『Bleav Podcast Network(ブリーブ・ポッドキャスト・ネットワーク)』の“Simms Complete(シムズ・コンプリート)”のインタビューで、ジョーンズは自身の回復について、“かなり順調”で“大きな妨げはない”とコメント。また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが火曜日に報じたところによれば、ジョーンズはキャンプに向けて準備万端であり、PUP(故障者)リストには載らないという。

『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のライアン・ダンリービーによると、ジョーンズは「今は、ほとんどすべてのことに取り組んでいる。走ることや急な方向転換とか、必要なことすべてに取り組んでいるよ」と語ったという。

ジョーンズが先発クオーターバックの座をかけてドリュー・ロックと争うという報道は、春から夏にかけて静かになっていたが、現先発のジョーンズがそのようなうわさをこれからも打ち消すためには、ケガの再発やパフォーマンスの低迷を避けなければならない。

昨季のジョーンズはACL断裂でシーズンが終了する前から苦戦していた。脆弱(ぜいじゃく)なオフェンシブライン(OL)の後ろで、首の故障を抱えながら6試合に先発したジョーンズは、パス成功率67.5%で909ヤードをマークした一方で、タッチダウンパスはわずか2回にとどまり、30回のサックを受けている。

ジョーンズは自身のACL断裂について「俺たちはいいプレーができなかったし、俺個人もいいプレーができなかったから、ああいう形で終わるのはつらかった」と振り返っている。

キャンプに完全な健康な状態で臨むことは、ジョーンズが長期的な解決策であることを証明するための第一歩だ。昨年のような問題が続けば、ジャイアンツは来オフシーズンに比較的少ない負担でジョーンズの契約を解除することもできる。

ジョーンズは「自分自身にも、チームにもかなり期待している。外で何が起こっているかは、必ずしも自分を突き動かすものではないさ」と話した。

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