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ブロンコスとGメイナーズが4年約127億円の契約延長に合意

2024年07月17日(水) 13:56


デンバー・ブロンコスのクイン・メイナーズ【NFL】

NFL屈指の若手オフェンシブラインマン(OL)であるクイン・メイナーズが大幅な昇給をかなえている。

現地16日(火)、デンバー・ブロンコスとガード(G)のメイナーズが4年8,000万ドル(約126億7,756万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じた。この契約には4,500万ドル(約71億3,113万円)の保証が含まれている。

2021年NFLドラフトで3巡目指名を受けたメイナーズは新人契約の最終年を迎え、基本給として336万ドル(約5億3,246万円)を受け取ることになっていた。ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトン率いるブロンコスは25歳のメイナーズに――トレーニングキャンプが始まる前に――将来を約束することを決め、メイナーズをリーグでトップクラスの報酬を誇るガードにする契約に合意。契約金だけを見ると、メイナーズはガードとして契約総額(8,000万ドル)で4位タイ(ライトガード/RGとしては3位タイ)、年平均額(2,000万ドル/約31億6,939万円)で3位タイ(ライトガードとしては2位タイ)につけている。

2023年、メイナーズは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』による総合評価で、3年のキャリアで最高となる83.7をマークし、アトランタ・ファルコンズのクリス・リンドストローム(87.7)とロサンゼルス・ラムズのケビン・ドットソン(84.4)に次ぐ3位につけた。そして、メイナーズの報酬はそのパフォーマンスに見合ったものになっている。ウィスコンシン大学ホワイトウォーター校での最終シーズンを新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で棒に振ってからわずか3年で、傑出したNFL選手として頭角を現したメイナーズは、ディビジョンIII出身の選手にとっては信じられないようなフットボールキャリアを歩み続けていくはずだ。

この3シーズンを通して45試合に出場して39試合に先発を務め、年々調子を上げてきたメイナーズ。昨季はライトガードとして全17試合に先発し、許したサックは2回にとどめている。PFFによるランブロッキンググレード(88.7)が示しているように、メイナーズはランゲームで相手を圧倒していた。

トレーニングキャンプを迎えるにあたり、ブロンコスはドラフト1巡目指名した新人クオーターバック(QB)ボー・ニックスとベテランのザック・ウィルソン、ジャレット・スティッドハムにポジション争いをさせようとしている。2024年シーズン第1週に誰が先発QBになるかはまだ分からないが、ブロンコスは賢明にも、将来にわたってフロントの中心となる選手を確保した。

【RA】