ニュース

LBバーンズをめぐるジャイアンツのトレード交渉の内幕を明かす『ハードノックス』

2024年07月17日(水) 17:27


ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・シェーンGM【AP Photo/Darron Cummings】

フットボールはインチの差で決まるゲームと言われることが多いが、同様に、統計的なわずかな差や、ドラフト後半での選手選びが勝敗を分けるゲームでもあるようだ。

『Hard Knocks: Offseason with the New York Giants(ハードノックス:オフシーズン・ウィズ・ザ・ニューヨーク・ジャイアンツ)』の第3話の予告編で明らかになったように、ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンがラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズのトレードを確定させようとする中で、カロライナ・パンサーズのダン・モーガンGMとの交渉には紆余曲折があった。

シェーンGMは電話でモーガンGMに「どうするんだ、ダン? なんで7巡目指名権を追加する必要があるんだ、ダン? 頼むよ。君と私はこれから長い間この仕事を続けるんだからさ——できればね」と話した。

シェーンGMとモーガンGMが長期間にわたってジェネラルマネジャーの職を維持しようとしていることは間違いなく、交渉の駆け引きはそれほど長くは続かなかった。最終的に、シェーンGMとジャイアンツは、2024年のドラフト2巡目指名権と5巡目指名権、および2025年の5巡目指名権を引き換えに、5シーズンでサック46回を記録してプロボウルに2回選出されているバーンズ、および2024年の5巡目指名権を獲得している。

「君と取引ができてよかった」とシェーンGMはトレード成立後にコメント。

モーガンGMとシェーンGMのバーンズをめぐるやり取りは、シリーズの第1話で見られるように、2024年のシニアボウルから始まった。興味深いことに、その第1話では、シェーンGMが少なくとも当初はドラフト1巡目指名権を譲渡することも辞さない姿勢を見せていたのだ。ただし、実際にはそうなっていない。

シェーンGMが電話を切った直後に漏らした言葉と、シェーンGMと他のフロントスタッフが取引を祝う様子から明らかになったように、ジャイアンツはドラフト7巡目指名権を手放すこともなかった。

シェーンGMはフロントスタッフに 「よし、これで終わりだ」と語り、こうつけ加えている。「彼らは私を疲弊させて7巡目指名権とサック半分で取引させようとしていたよ」

これまでのところ、ジャイアンツのオフシーズンのショーは、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズの将来、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの交渉、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの直線のスピード、そしてトレードでのバーンズの獲得といった内容に光を当てており、興味深い内幕を明かしている。バーンズのトレードは一段落したが、番組が7月を通じて放送される中で、まだまだ多くのストーリーが展開されるだろう。

【KO