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ペイトリオッツWRブート、LSU在学中の違法オンライン賭博に関する起訴を免れる見込み

2024年07月18日(木) 09:53


ニューイングランド・ペイトリオッツのケイショーン・ブート【NFL】

ルイジアナ州バトン・ルージュの検察官が現地16日(火)に発表したところによると、ニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ケイショーン・ブートは、ルイジアナ州立大学(LSU)でプレーしていた未成年の期間に違法オンライン賭博に関与した容疑で告発されていたが、この件で起訴はされない見込みとのこと。

第一地方検事補のトレーシー・バーベラはブートが“ギャンブリングに対する意識”を高めるための緩和プログラムを修了していることが、今回の決定の一因だと述べた。また、バーベラはブートが自分自身や自身の所属チームに対して賭けたわけではなく、その行為が他人に金銭的な損失を与えたわけでもないとも強調している。

バーベラは『Associated Press(AP通信)』に「自分自身に賭けることは、彼が賭けをコントロールできる唯一の方法でしょう。落球は保証できても、レシーブやタッチダウンを保証することはできません」と述べた。

ブートはマサチューセッツ州でのゲーム禁止、『FanDuel(ファンデュエル)』および『BET99』のオンラインサイトでのゲーム禁止にも同意している。

「彼が軽減活動に勤しんだことを踏まえると、重罪での起訴が適切とは思いません」と語ったバーベラは、告発に至ったルイジアナ州警察の捜査も称賛した。

NFLがブートに出場停止処分や罰金を科す可能性はあるが、現時点では未確定だ。

NFLは火曜日に、リーグのスポークスマンであるブライアン・マッカーシーが公表した声明の中で「われわれは今回の問題の進展を追っており、現在も検討中だ。彼はチームのすべての活動に参加し続けることができる」とつづっている。

ペイトリオッツは火曜日の進展についてコメントを避けた。

ブートが1月に逮捕されたのは、偽名でオンラインベッティングのアカウントを作り、何千件もの違法な賭け――そのうちの17件はNCAAの試合で、6件はLSUの試合――を行ない、ある試合では自分自身にも賭けたと州警察が発表したのを受けてのことだった。これらの賭けは“禁止されているプレーヤー”による賭けを禁止する州法に違反している。

ルイジアナ州ニューイベリア出身でウエストゲート高校を卒業したブートは、ワイドレシーバーとしてLSUに3年間在籍し、27試合に出場、21試合に先発出場している。

ブートは2023年NFLドラフトの6巡目でペイトリオッツに指名された。

昨季、新人としてあまり出場機会に恵まれなかったブートは5試合の出場にとどまり、キャッチ2回、19ヤードという成績だった。来週から始まるトレーニングキャンプでは、ペイトリオッツのロースター入りをかけた厳しい競争に巻き込まれることが予想されている。

今春、ブートはペイトリオッツのオフシーズンワークアウトプログラムに参加。NFLがブートの件に関してどのような発言をするか様子を見ると5月に述べていたヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨは、次のようにコメントしていた。

「今、彼はここにいる。これからはリーグからの連絡を待つことになるが、彼はここにいる。彼は私たちのためにいい仕事をしてくれている」

【RA】