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WRクーパーらへ毎日投球して肩の調子を整えるブラウンズQBワトソン

2024年07月18日(木) 11:29


クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Susan Walsh】

クリーブランド・ブラウンズのメンバーはまだオハイオ州ベレアに集合していないが、クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンはすでにトレーニングキャンプに向けた準備具合について質問を受けている。

依然として体調は万全だと強調するワトソンは、現地17日(水)に記者団に対して、毎日のようにボールを投げていると語ると同時に、肩のケガで6試合しか出場できなかった2023年シーズンを経て、キャンプへの参加が完全に許可されているかどうかを明らかにするのを避けた。ワトソンに関する謎は良くも悪くも、時間がたてば解けるだろう。しかし、より重要なのはおそらく、アマリ・クーパーの状態だ。

契約延長を最優先事項にしているクーパーは、6月に行われた参加必須のミニキャンプを欠席しており、同じような形でキャンプを迎えるのではないかという懸念がある。ブラウンズの2024年の希望はワトソンの健康状態――そして、ワトソンとレシーバー陣の連携――にかかっており、それだけに、クーパーとブラウンズが早急に合意に至らなければ、ワトソンとクーパーが貴重な準備期間を逃してしまうのではないかという不安が生じるのも無理はない。

しかし、ブラウンズファンのみなさん、安心してほしい。ワトソンは夏の間にクーパーとキャッチボールをしており、自身のトップターゲットであるクーパーと頻繁に連絡を取り合っている。

『Cleveland.com』のメアリー・ケイ・カボットによると、ワトソンは「このつながりは素晴らしいよ。俺とアマリ、それに、ほかのみんなとの部分でも、彼はまったくリズムを崩していない」と語り、こう続けたという。

「アマリはいつもそこにいる。俺たちは彼が何をできるかを知っているのさ。彼はそれを示してきた。オフシーズンにもそれを示してきたんだ。兄弟のような絆、愛情、コミュニケーション、そのすべてがまったく途切れていない」

ブラウンズはクーパーの契約状況に関して一貫した姿勢を示しており、ベテラン選手であるクーパーの貢献に感謝するとともに、双方の将来に対する懸念を和らげる程度の理解を示している。ワトソンは水曜日の返答で、ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーと同様に、契約状況についてのコメントを避けた。

すべての兆候は、ブラウンズが近いうちにクーパーと契約を結ぶことを示している。そのタイミングがいつであれ、ワトソンにはチームメイトの金銭的な問題に関して悩んでいる暇はない。ワトソンには、自分の肩に問題がないことを証明するという、より重要な課題が待っているのだ。

オフシーズンをリハビリにあてたワトソンは、その時間がもう過ぎ去ったことを願っている。

地元紙『Elyria Chronicle-Telegram(イライリア・クロニクル・テレグラム)』のスコット・ペトラックによると、ワトソンは次のように話したという。

「俺は恵まれているよ。腰を落ち着かせて、これまでのことをすべて振り返ることができた。ゼロからスタートして、基礎を築くことができた。イライラしたりはしない。人生にはイライラするようなことは他にもある。フットボールというゲームをプレーし続けられることも、自分の成功を望んでくれる人たちがいることも、本当にありがたいことだ」

「俺にとっては、またボールを投げられるようになることが何よりも大事なことだし、それにずっとこだわってきたよ」

【KO】