RBジェイコブスのTDゼロ記録の更新を阻止したいとパッカーズQBラブ
2024年07月18日(木) 12:46グリーンベイ・パッカーズのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスはあと少しで不名誉なNFL記録を更新することになる。
ベテランのジェイコブスは5年間のNFLキャリアでパスキャッチを197回記録している一方で、タッチダウンはゼロ。あと5回パスをキャッチしてもタッチダウンを決められなければ、元ランニングバックのジェラルド・リッグスが持つ、201回のキャッチでタッチダウンなしという記録を超えてしまう。リッグスはプロボウルに3回選ばれ、アトランタ・ファルコンズで7シーズン(1982年から1987年)、当時のワシントン・レッドスキンズで3シーズン(1989年から1991年)プレーし、最後のシーズンにスーパーボウルで優勝している。
NFL史上、150回以上のキャッチを記録しながらタッチダウンを決めていないのはジェイコブスとリッグスだけだ。
ジェイコブスの新しいクオーターバック(QB)となるジョーダン・ラブは、彼がこの不名誉な記録の更新に近づいていることを知り、それを破る前にタッチダウンを決めさせるつもりだという。
ラブは『Bleacher Report(ブリ―チャー・レポート)』が企画するリアルタイムで視聴者からの質問に答えるコーナーで、ジェイコブスの記録更新について次のように話したと『Packers Wire(パッカーズ・ワイヤー)』が報じている。
「そんなことは起きないようにする。この前記録を見たけど、彼がまだタッチダウンを決めていないことにびっくりした。キャリア通算197回のレシーブで、レシービングタッチダウンはゼロ。それを彼に送って、“君にタッチダウンを決めさせるから、絶対に”と伝えた。もしかしたら最初のパスがタッチダウンになるかもしれないだろ? あと5回のレシーブだっけ? それまでにタッチダウンを決められるようにする」
パッカーズの2024年シーズンは、ブラジルで行われるフィラデルフィア・イーグルスとの試合で開幕する。シーズン第2週はインディアナポリス・コルツをホームで迎え撃ち、第3週はテネシー・タイタンズの本拠地に遠征する。
ラスベガス・レイダースでプレーした5シーズンで、ジェイコブスは1試合平均2.7回のレシーブを記録した。初めてラブが指揮を執った昨シーズンに、トップRBのアーロン・ジョーンズも1試合平均2.7回のキャッチを記録している。
この平均値がシーズンの序盤も続けば、ジェイコブスはシーズン第2週にランボー・フィールドで記録を破ることになってしまう。ただし、ラブがその前にジェイコブスにタッチダウンを決めさせることができれば話は別だ。
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