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レイダースに腰を据えつつ、誰かと再タッグを組むならQBロジャースがいいとWRアダムス

2024年07月18日(木) 17:25


ラスベガス・レイダースのデイバント・アダムス【AP Photo/Steve Marcus】

ラスベガス・レイダースのために全力を尽くしているワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスだが、先日には、今もめぐる興味深いニューヨーク・ジェッツとのトレードのうわさや、かつてグリーンベイ・パッカーズでチームメイトだった、ジェッツのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとの再タッグの可能性について口を開いている。

現地17日(水)に公開された、シャノン・シャープがホストを務めるポッドキャスト『Club Shay Shay(クラブ・シェイ・シェイ)』で、アダムスはヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースがフルタイムでチームを率いることに満足しているという先週の自身の発言を引き合いに出しつつ、レイダースへのコミットメントを強調した。

アダムスは「俺は積極的にレイダースの一員であろうとしている。ここに座って、他のチームにいることについて、他の人と話している自分はどう見えるだろう? 今もそういうふうに感じている」と語り、こう続けた。

「俺はレイダースに専念している。このチームは本当にいい感じだし、俺が知っている限り、彼らも俺のことを良く思ってくれている」

「もしそれが変わることがあって、チームが同じように感じていない状況になったとしても、俺はまだプレーをやめるつもりはないから、当然、俺たちが解決しなきゃならないことがあれば、何でも解決するさ」

ロジャースが先週、ネバダ州レイクタホで開催されたゴルフトーナメントで、「俺はデイバントが大好きだ。彼とまたプレーするのが待ちきれない」と発言したことで、このうわさに火がついたのかもしれない。その後、かつてジェッツでクオーターバックを務めたブーマー・アサイアソンが、『WFAN』の 番組“Boomer & Gio(ブーマー&ジオ)”で、アダムスが今夏、ジェッツにトレードされる可能性があると聞いているとコメントした。

アダムスの代理人は現地16日(火)に声明を発表し、アダムスがトレードされるという話はすべて「根拠のない、事実無根の憶測」と非難しており、そのような目的でチーム間の話し合いが行われたという見方までも否定している。

31歳のアダムスは今季、5年1億4,000万ドル(21億8,780万円)の契約の3年目に突入する。パッカーズからトレードされて以来、レイダース在籍中は決して順調だったわけではない。大学時代のチームメイトであるQBデレック・カーとの再会も、レイダースでは1シーズンしか続かず、カーはその翌オフシーズンにリリースされ、セインツと契約した。

パッカーズ時代、ロジャースとアダムスは8年間にわたって素晴らしいタッグを組んでいた。アダムスは、もしレイダースが自分を手放すことを望むようなことがあったら、再会したいクオーターバックが1人いると認めている。そう、ご想像の通りだ。

アダムスは「こう答えよう。誰かと再タッグを組むなら、それはアーロンだ」とシャープに明かしたが、今、それを積極的に求めているわけではないともつけ加えた。

レイダースは先発クオーターバックの座をめぐって、2023年ドラフト5巡目指名のエイダン・オコンネルと、フリーエージェント(FA)で加入したガードナー・ミンシューを争わせると予想されている。

アダムスとロジャースはパッカーズで過ごした8シーズンでレシーブ669回、8,121ヤード、タッチダウン73回をマーク。そのため、この2人が再びタッグを組んだときはどうなるか、想像するのは難しくないだろう。

アダムスは「アーロンとプレーすることを考えるのは、もちろん、最高だ。それがどんな感じかはすでに知っている。俺がここに来て、デレックと再会した理由と似ているんだ。彼をよく知っているからさ」と話し、次のように続けた。

「そういうものがあればいつでも、一緒にプレーしたことのない相手と新しく始めるより、少し自信が持てる。それが史上最高の選手ともなると、さらに助けになる。少なくとも、俺はそう感じているよ。あなたがどう思うかは分からないけれど、俺はそう思っているし、(ロジャースは)自分に何ができるかを世界に示す機会を与えてくれた」

【KO】