ニュース

ジェイソン・ライトがコマンダース社長を退任、2024年シーズン終了までにチーム離脱に

2024年07月19日(金) 11:16


ジェイソン・ライト【AP Photo/Alex Brandon, File】

ワシントン・コマンダースがオーナーのジョシュ・ハリスのもとで新時代を迎える中、フロントオフィスの重要人物が立ち去る準備を進めている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、ジェイソン・ライトがコマンダースのチーム社長を退任し、新たにシニアアドバイザーの役割を担うことになるという。ライトは2024年シーズン終了までに完全に組織を去る見込みだと、ラポポートは伝えている。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によると、ライトは現地17日(木)に発表した声明で、次のように述べたという。

「私はこの4年間でわれわれが成し遂げたことを信じられないほど誇りに思っている。プロフェッショナルから成る素晴らしいチームとともに、われわれはこのフランチャイズの計り知れない困難と不確実性の時代を乗り越え、変革してきた。ジョシュ(ハリス/オーナー)のリーダーシップのもと、われわれは信じられないほど明るい未来への土台を築いてきた。過去1年だけでも、記録的な数のファンを再びスタジアムに迎え入れ、ファンの体験の有意義な改善を図り、企業パートナーと再び関わり、地域社会と再びつながった。最も重要なことは、この組織に敬意の文化を再構築したことだ」

「こうしたすべての功績を踏まえ、2024年から2025年にかけてのシーズンも引き続き同じ責任をもってチームに残ることを発表できることを誇りに思う。特に、チームが新スタジアムの契約を完了させるのを手伝うことを楽しみにしている」

「これは私にとって、次のリーダーとしての機会を模索するのに最適な時期だと感じている。私はこの4年間で成し遂げたすべてのことに関して、コマンダースの同僚、ファン、そしてこのコミュニテイにとても感謝しており、バーガンディ&ゴールドにとって大成功のシーズンが始まるのを楽しみにしている」

2004年から2010年までNFLでランニングバック(RB)としてプレーしていたライトは、2020年8月にNFL史上初の黒人チーム社長としてコマンダースに着任。元オーナーのダニエル・スナイダーがハリス率いるオーナーグループにチームを売却し、クラブをワシントン・コマンダースへとリブランドするといった激動の時期に、ライトはチームを率いていた。

ライトの退任の兆候は、マーク・マーフィーの後任としてパッカーズの次期社長兼CEOの最終候補者の1人に上げられた、この夏に浮上していた。パッカーズのそのポジションについては、6月下旬に、かつてNFLチームの幹部を務めたカルメン・ポリシーの息子であるエド・ポリシーが最終的に就任した。

ライトは2020年に就任したときよりもずっと良い状態でワシントンを去ることになるだろう。ライトが次にどこへ行くのかはまだ分からない。

【KO】